近年急速に普及が進む「キャッシュレス決済」。外出時に財布を持たないという人も多いのではないでしょうか。キャッシュレス決済では、支払うたびにポイントが貯まる仕組みが一般的ですが、この“お得”の裏側には、企業の思惑が潜んでいるかもしれません……。12万部超えのベストセラー『節約の王道』の著者である林望氏の新刊『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』(朝日新聞出版)より、「ポイント還元」に隠された裏事情を紐解きます。
(※写真はイメージです/PIXTA)
市場規模127兆円「キャッシュレス決済=お得」は洗脳?…〈3,000ポイント還元〉の誘い水でその倍儲ける、大企業の“甘いワナ”【節約の達人が警告】
「ポイント還元」に潜むワナ
ポイントを還元します、というのも要注意です。「今この会員になると3,000ポイントおまけがつきます」といった場合、彼らはその3,000ポイントを損したままにしておきますか? そんなわけはないでしょう、商売なのですから。
3,000ポイントのおまけを出したら、その分の倍も3倍も先方は儲かるようにできているわけです。だから、「ポイントをあげます」というものは、いわば「誘い水」というか、「罠の餌」のようなものだと思って、私は一切いただかない主義です。
旅行する際に私は楽天トラベルを使っています。もちろんこれでも正規の料金よりは安く泊まれることが多いように思います。が、そうしているのは、ひとえにパソコンで簡単に予約が済ませられるからです。
ところが、その予約サイトを見ていると「1万6,000円の部屋を今なら1万2,000円で泊まれる方法があります」なんていう惹句(じゃっく)が出てきたりする。
「〇〇会員になると、入会時に4,000ポイントが付くので1万2,000円で泊まれます」というような仕掛けになっているのですが、その甘い言葉に乗って会員になったら百年目、そのサイトに囲い込まれてしまう道理で、私は、かかる「囲い込みの罠」は一切無視しています。
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林 望
作家・書誌学者