“独り”になった女性の本音

今、女性は、昔から大好きだった漫画やアニメの原画展や聖地巡りなどを楽しむ。ローカル線も好きで、「青春18きっぷ」で旅も続ける。もちろん、仕事も続けている。「今が、一番自分らしく生きている。人生で一番幸せだな」と晴れ晴れする。そうして、ふと、どうして結婚したんだろう、と思う。

結婚の良さは、何一つ理解できなかった。名字が変わることも、夫の嫁になることも、相手の家とのつきあいも。率直に言えば、面倒なだけだった。

結婚がうまくいかなかった最大の理由は、「元夫もその親も、妻ではなく嫁を求めていたこと」。それに尽きると考えている。

ただ、いま思えば、義父母とうまくやろうと思いすぎていたのかもしれない。お互いの価値観を理解して、干渉しない。ほどよい距離感でいられたら、もっと違ったのかな……。

それでも、相手の家に「嫁」として取り込まれていくざらりとした感覚は、いつまでもぬぐえない違和感として、残り続けている。

朝日新聞取材班