「子どもに迷惑をかけたくない」「ひとり暮らしが不安になった」「話し相手が欲しい」などの理由から、終の棲家として「老人ホーム」を検討する人が増えています。そこで今回、施設選びの盲点ともいえる、費用や設備、サービス“ではない”注意点をみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
お金はあるのにみじめだった…退職金5,000万円・年金月37万円の70代・元公務員夫婦「高級老人ホーム」をわずか半年で退去。45歳長男に明かした“入居者にしかわからない”後悔
夫婦の「その後」
夫婦は入居時、ホームに対して想定居住期間(償却期間)を5年間とした入居一時金3,000万円を支払っていました。通常は入居91日目以降に、入居一時金総額の10〜30%が初期償還されます。そのため夫婦には、初期償還分と居室の原状回復費用等を差し引いた、未入居期間分が返還されます。
ホーム退居後の夫婦には、入居一時金の戻りを含めて約6,000万円の貯金がありました。そこで4,000万円の予算で、息子家族の近くに手ごろなマンションを見つけて引っ越したそうです。
終の棲家を探すには
今回のようなケースは、実際に入居してみるまで分かりません。こうした「入居してみるまで分からないリスク」を回避するには、宿泊代や食事代などの実費をかけてでも、複数の施設で体験入居してみるなど、手間はかかりますが「お試し入居」がもっとも効果的です。
そして普段の職員の対応や入居者の年齢層、生活、居室、食事、看護や介護の対応などを、実際に見たり聞きながら、決して焦ることなく「自分にとって最高の終の棲家」を見極めましょう。