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40代女性がFP相談に訪れた“切実な理由”
ある日、FPのもとに相談に訪れたのは、加藤恵さん(仮名・43歳)。夫と2人の子どもとの4人暮らしで、夫婦共働きで住宅ローンを返済しているところです。
加藤さんは、行きつけのスーパーでの“ある気づき”をきっかけに、資産形成に関心を持つようになったといいます。
「いつも買う野菜がどれも高くなっていて、カゴに入れるのをためらったんです。その瞬間、(この先大丈夫なのかな)って不安になって。給料だけじゃ心もとないし、私も資産形成を始めたほうがいいのでしょうか?」
テレビやネットニュースなどで「NISA」や「資産形成」に関するニュースを目にしたことはあったものの、どこか他人事に感じていたという加藤さん。しかし、日々の買物という身近な場面にまでお金の不安が入り込んできたことで、老後資金への不安が一気に自分ごとになり、資産形成の必要性を強く意識するようになったようです。
節制しているのにお金が貯まらない“カラクリ”
筆者が収支を確認したところ、加藤さんは決して浪費家ではありませんでした。それどころか、家計簿も工夫して記録しており、日々節約に努めています。それでも、貯蓄ペースは伸び悩んでいました。
加藤さんが努力していてもお金が貯まらない背景には、下記のような“カラクリ”が潜んでいます。
・日々の生活で手一杯になり、将来のための積み立てが“後回し”になっている
・貯金はしているが、それは物価上昇に比例して「増え続けるお金」ではない
加藤さんに限らず、多くの40代が抱える共通の課題は、「貯めてはいるものの、増やせてはいない」という点です。
物価上昇に負けずに資産を増やすとなると、やはり家計の一部を投資に振り向け、資産形成に取り組むことが必要になってきます。