亡き夫への感謝

Aさんは早速、給付金を請求。原則、請求した翌月分から、2ヵ月に一度、老齢年金と同じ日に振り込まれることになりました。

「救われます。夫に感謝しています」

夫が内緒で保険料を納めてくれていなければ、Aさんは老齢年金を受け取れず、この給付金の対象にすらならなかったかもしれません。時を超えて届いた夫の愛情に、Aさんは救われたのです。

「夫のためにも、これからはちゃんと栄養を摂って長生きしないとね」そう言って笑うAさんは、毎日、最愛の夫の写真に「ありがとう」と伝えています。

〈参照・出典〉
・制度の歩みとこれまでの主な制度改正
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/04/s0419-3d.html

・厚生労働省:年金を受けとるために必要な期間が10年になりました
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000143356.html

・日本年金機構:老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/sonota-kyufu/shienkyufukin/rourei.html

三藤 桂子
社会保険労務士法人エニシアFP
共同代表