新橋や虎ノ門など、ビジネスの中心地として知られる港区。少し足を延ばせば東京タワーやレインボーブリッジといった東京都の象徴的なランドマークも点在しています。今回は、そんな港区に本社を構える上場企業の「給与」に注目、港区のなかでも特に平均年収が高い企業はどこなのでしょうか? みていきましょう。※本記事は、日本最大級のデータベース「SalesNow DB」をもとに株式会社SalesNowが発表した「市区町村別の平均年収ランキング」より一部を抜粋・編集しています。
(※写真はイメージです/PIXTA)
“フジテレビ”の平均年収は1,621万円…上位3社はすべて1,500万円以上、エリートが集う東京・港区の「給与が高い上場企業」ランキング
第2位は、三井グループの“海の番人”
2位:株式会社商船三井(1,675万4,644円)
2位は株式会社商船三井(東京都港区虎ノ門)で、平均年収は1,675万4,644円でした。
日本有数の総合海運企業である同社。三井グループの一員として、国際海上貨物輸送事業を展開し、鉄鉱石や原油、LNG、自動車、コンテナなど多様な船を運航し、グローバルな物流網を支えています。創業は1884(明治17)年に遡り、今年で140周年を迎えました。
近年は環境対応にも力を入れ、LNG燃料船や風力補助推進船などの導入も進めています。
1位:ネクセラファーマ株式会社(1,952万9,299円)
栄えある第1位はネクセラファーマ株式会社(東京都港区赤坂)。
1990年設立の同社は、創薬・バイオ分野の製薬企業で、新薬の研究開発を中心に事業を展開。従業員数は約60名と、少数精鋭の体制で高い専門性を持つ人材が集まっています。直近では、米アッヴィ社との神経疾患領域における創薬提携や、がん免疫療法候補薬のフェーズ2a試験開始など、研究開発面での進展が報じられています。
高年収の背景には、専門性の高い業務内容に加え、役職ごとの報酬水準の高さや、成果主義的な報酬体系が挙げられます。役員報酬は平均1億円超と突出しており、業界内では最高水準の報酬を維持する企業です。
ランドマークに負けない存在感…港区トップ企業の“風格”
港区に本社を置く上場企業の平均年収TOP3は、ネクセラファーマ株式会社を筆頭に、株式会社商船三井、地主株式会社が名を連ねました。
TOP10はいずれも1,300万円超えの高水準。港区では知る人ぞ知る実力派企業が、レインボーブリッジや東京タワーに負けない圧倒的な存在感を放っています。