クルマの購入方法には、現金一括や銀行ローン・ディーラーローン、残クレの利用など、さまざまな手段が存在します。ただ、特にクルマの場合「ローンは悪! 現金一括こそ至高! 残クレはもってのほか!」という考えの人も多いのではないでしょうか。では、はたして本当にそうなのか、月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上のクルマを所有しているワンソクTube氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)からみていきましょう。
「カーローンは悪!現金一括こそ至高!」は勘違い?…“現金至上主義者”に抜けている肝心要な視点【月1ペースでクルマを購入するYouTuberが解説】
“現金至上主義者”が見落としがちなポイント
「じゃあ現金一括で買う余裕ができるまでお金を貯めればいいじゃん!」と思うかもしれませんが、必ずしもそうではないと私は考えています。なぜなら人生は有限だからです。
若いうちは、「あと数年かけてお金が貯まったらクルマを買おう」と、人生は無限であるかのように錯覚してしまいがちですが、80歳の人が「あと数年お金を貯めてからクルマを買おう」と思うでしょうか?
20歳の3年間も、80歳の3年間も、同じ時間の長さなんですよね。人生の残り時間は刻一刻と減っている中で、どれだけ時間とお金を有効に使えるかで、死ぬときに持っていられる思い出の総量が変わると私は考えています。いつもYouTubeの動画の最後で「欲しいと思ったときが買いどき」と言っているのは、そういう意味も含めているんですよね。
「ローンは悪! 現金一括こそ至高!」という考えの人も多いですが、「お金が貯まったら買う」と時間を費やしていたら人生がいくらあっても足りません。
私は20台以上のクルマを同時に所有する、自他ともに認めるクルマバカですが、すべてのクルマを現金で買うほどの資金はありません。残クレや銀行ローンなども併せながら購入することで、このバカげた台数を維持することができています。
現金一括にこだわって購入していたら、今のユーチューバーとしてのポジションは築けなかったでしょう。それに、現金一括にこだわらなかったから、旅行であったり食事であったり家族であったり、クルマ以外のものにもお金を使うことができたのです。
結論としては「支払いの総量が少ないのは現金一括だが、口座残高に余裕がある人以外にはオススメしない。お金を貯めるのに数年かけるなら、ローンでも残クレでも、早く手に入れてしまったほうが限られた人生を有効に使える」というのが私の答えとなります。
ワンソクTube
クルマ買うチューバー/ブログ管理人