クルマの購入方法には、現金一括や銀行ローン・ディーラーローン、残クレの利用など、さまざまな手段が存在します。ただ、特にクルマの場合「ローンは悪! 現金一括こそ至高! 残クレはもってのほか!」という考えの人も多いのではないでしょうか。では、はたして本当にそうなのか、月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上のクルマを所有しているワンソクTube氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)からみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
「カーローンは悪!現金一括こそ至高!」は勘違い?…“現金至上主義者”に抜けている肝心要な視点【月1ペースでクルマを購入するYouTuberが解説】
ローンの返済許容額は月収の20〜25%が目安
一般的に、クルマを購入する際の価格は、年収の半分から1年分程度が無理のない範囲とされています。また、月々のローン返済額については、月収の20〜25%以内が無理のない範囲とされています。
現在の日本のサラリーマンの平均年収は、20〜60代まですべての年代の平均で460万円と言われていますが、年齢が高いほど年収も上がるので、20代では300万円前後、30代では400〜500万円前後、40代以降で500〜600万円以上と言われています。
年収460万円でボーナスなしだと仮定すると、月収は38万円くらいで、税金や社会保険料などを引いた手取りでは30万円くらいでしょうか。月収の20%のローン返済額が安心とすれば、月々6万円くらいとなります。
独身や共稼ぎであればこの程度の支出は許容範囲かもしれませんが、家庭を一人で支える大黒柱であれば、家賃や住宅ローン、食費や光熱費などもかかるので、6万円の支出でもなかなか厳しいかもしれませんね。
皆さんがクルマを買うとき、現金一括派ですか? それともディーラーローン? はたまた残価設定型のクレジットローン(残クレ)でしょうか? もしくは銀行のカーローンや多目的ローンを利用している人もいるかもしれませんね。
私はと言えば、若いときはディーラーローンでしたが、後に残クレが流は行やり始めてからは残クレを利用し、今では銀行の多目的ローンや現金一括でも購入しています。いろいろ使っている身として、どれが一番オススメなのか解説していきましょう。