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“受け身”の時代は終わった…“攻め”の姿勢で、楽しく資産形成を

私が子どもの頃は、国民の所得も右肩上がりで銀行の金利も高く、誰もが普通に暮らしていくことが可能でした。しかし、時代が移ろい、今は普通に暮らすこと自体が贅沢になってしまっているのかもしれません。しかし、それは、“今までと同じような受け身の姿勢でいれば”、ということだと思います。
住宅ローンや子どもたちの教育費、自分たちの老後資金と、まだまだお金はかかりますが、資産運用と自ら情報を取りにいく姿勢で、悲観的になりすぎず前向きにとらえることができています。
つみたてNISAや個別株投資を始めた頃は、資産残高に一喜一憂していましたが、今ではすっかり慣れ、株価がかなり下がった日でも動揺しなくなりました。これも、昔の自分が見たら驚くことでしょう。
政府の後押しもあり、「新NISA」で初めて投資の世界に踏み出す人も多いでしょう。不安な気持ちもあると思いますが、誰でも最初は初心者ですし、「習うより慣れよ」といいます。過度に恐れず、少額からでも最初の1歩を踏み出すことが大切ではないでしょうか。
一部のネット証券ではクレジットカードで積立ができるため、積み立てることでポイントも貯まります。資産形成は「長期の運用」が原則です。貯めたポイントで旅行を楽しむなど、自分なりの楽しみを見つけながら、少しずつ資産を増やしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。
石川 亜希子
AFP