国内外の文化に見る、「クルーザー所有」の魅力とメリット
皆様も海外の映画やドラマで、家族や友人同士でクルージングを楽しむシーンをしばしば目にされているのではないでしょうか。実際、欧米ではヨットのレジャーが広く普及しています。
なかでも北欧の国々では、生活文化にボートが深くかかわっており、ボートの所有率も11人あたり1隻と、とても高くなっています。主な理由として、「フィヨルド」という氷河の浸食によって作られた、特徴的な地形があります。そこには多くの島が生まれ、北欧の人たちは夏の長いバカンスの間、島に所有する自身の別荘でゆったりと過ごすのです。つまりボートは「あたりまえの移動手段」なのです。
四方を豊かな海に囲まれている日本ですが、ボートのレジャーは欧米ほど普及していません。どうやら日本人にとっての海は、レジャーをする場所というより、豊かな水産資源、「海の幸」を得る場所というイメージが強いようです。

とはいえ、欧米ほどの長い歴史はないにしろ、日本におけるマリンスポーツもここ50年ぐらいの間にゆっくりと浸透しつつあります。実際、平成バブルのころは40万隻のボートの登録があり、多くの方が楽しんでいました。
近年では少し風景が変わってきました。バブル時代のころは、ボートのオーナーというと比較的年齢層が高く、自身が楽しむ姿を積極的にPRするというカルチャーはありませんでした。近年では若手経営者の方々も積極的にクルージングを楽しみ、その姿をSNS等で積極的に情報発信し、多くの方とコミュニケーションする姿が見受けられます。ときにはボートをビジネスのステージとしても活用されています。
国内規制の見直しで、マリンレジャーが一層楽しみやすく
ボートのオーナーの方々から、ボートのレジャーの楽しさが多く発信されるようになったのと並行し、日本でもさまざまな規制が緩和され、マリンレジャーへのハードルは下がりつつあります。
具体的には、小型船舶免許の基準の緩和です。かつては1級から5級までの5区分がありましたが、現在はボート・ヨット用の「1級」と「2級」、そして水上オートバイ用の「特殊」という3区分に見直され、取得しやすくなり、気軽に楽しめる幅が広がりました。
小型船舶の範囲も、レジャー用途であれば、総トン数が20トン以上のものも、長さ24メートルまでなら操船できるようになるなど、選択肢が広がっています。
このような背景から、日本でも欧米並みにマリンスポーツやレジャーを楽しめる環境が整ってきたという印象です。
ユニマットプレシャスの「ワンストップサービス」
日本では、近しい知人・ご友人がプレジャーボートを保有されているケースは、車やバイクほど多くなく、そのため実際の購入や維持管理についてのイメージがつきづらいことはあると思います。
いちばん最初に気になるのは購入費用ではないでしょうか。プレジャーボートの場合、一般的には数千万円からの価格帯で、高級ラインだと数億円、数十億円となっていきます。たとえば、ユニマットプレシャスが取り扱う英国製「サンシーカー」ブランドの高級プレジャーボートの場合は数億円という価格帯ですが、そのラグジュアリーさは、まさに「動く高級マンション」の様相です。
弊社では、オーナー様がボートに求めるさまざまな要素に応じて、低価格から高価格までの幅広い価格帯で、フィッシング艇からラグジュアリーボートまでの多様なラインナップを取扱い、ご案内させていただいております。
なお、ユニマットプレシャスは2024年4月から東京夢の島マリーナの運営をスタートさせ、そのほかにも神奈川県のヴェラシス浦賀マリーナ、茨城県の大洗マリーナや佐島マリーナをはじめ全国7カ所のマリーナを運営しており、入出港のサポートなど皆様の航海のお手伝いをしています。
ユニマットプレシャスでは、免許の取得から船舶の選定・購入、係留、修理・メンテナンス、買替・売却に至るまで、皆様の豊かなマリンライフをワンストップでサポートさせていただいております。
具体的には、船のメンテナンス全般、清掃、台風に備えた船の固定など、きめ細かく対応するほか、購入のための資金計画やローン、あるいは残価を設定したリースについてもご相談に乗っています。一度購入をいただいたお客様のなかには、買い替えをご希望されるお客様も多く、その場合のアドバイスも行っています。
プレジャーボートの購入は、一括払いもローンの利用も可能ですが、個人か法人かによって適切な購入方法が変わってきます。
法人様が購入される場合、ローンに係る支払利息や各種維持費については、一定の条件を満たせば費用計上することが可能です。この点については次回詳しくご説明させていただきます。また、ローンとリースのどちらを利用するのかも、会社の実情によって判断することが大切です。詳細については、まず顧問税理士の先生に相談してみてください。必要であれば、弊社でも税理士をご紹介できますので、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。
取材:JOYnt 鈴木 雅光
撮影:KPS 上條 伸彦