日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の市区町村外からの寄付件数」に基づいて「山梨県」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。
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ふるさと納税ランキング(山梨県編)寄付件数TOP10!桃やブドウで有名な「甲州市」「山梨市」を抑えた第1位は?
第1位 富士吉田市(389,913件)
山梨県の南東部、標高750mの高原地帯に位置し、富士五湖からも近い富士吉田市。古くから富士山信仰が盛んで、御師文化(富士山巡礼者をもてなす文化)が根付いる地域です。市の基幹産業は観光業。2020年の国勢調査によると、宿泊業・飲食サービス業に従事する人は10%弱を占め、県平均を上回っています。また観光客数は2023年に約390万人を記録し、海外でも有名になった「新倉山浅間公園」からの富士山の眺めは海外でも有名となり、訪日外国人急増の要因になっています。
そんな富士吉田市のふるさと納税の返礼品で人気なのが「洗える羽毛布団」。寄附額5万円で入手可能な洗える羽毛合い掛け布団は、返礼品ランキングで1位を獲得しています。富士山の清らかな湧水で洗い上げた高品質の羽毛を使用し、長年培われた技術で作られた寝具は、心地よい温もりと快適な睡眠を提供します。また伝統的な織物技術を活かした「絹交座布団 陽春 みどり」も人気の返礼品。自社工場で織られた花と唐草柄の生地を使用しており、富士吉田市の織物産業の技術と美しさを体感できる逸品です。富士山の湧水を使用したコーヒーも注目を集めています。食品では地元の名物である「吉田のうどん」。コシが強く、独特の食感が楽しめるうどんで、乾麺やセットが用意されています。
吉田のうどん※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります