日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の寄付件数」に基づいて「青森県」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。
本州の最北端…特産物といえば「りんご」
本州の最北端に位置する青森県。の面積は9,644平方キロメートルで、全国で31位、東北地方では3位の広さを誇ります。2023年10月1日時点での人口は約118万人で、青森市、八戸市、弘前市が主要な都市です。古代からの歴史が深く、縄文時代の遺跡が数多く存在します。特に三内丸山遺跡は有名です。また、青森は文豪・太宰治の生誕地としても知られ、彼の生家は記念館として公開されています。
豊かな自然環境に恵まれ、なかでも世界遺産に登録されている白神山地は手つかずの自然が残り、多様な動植物が生息しています。十和田湖は火山活動によって形成されたカルデラ湖で、透明度の高い湖水と周囲の自然が美しいコントラストを生み出します。奥入瀬渓流は約14キロメートルにわたる美しい渓流。国指定の特別名勝及び天然記念物に指定されています。そんな青森県は特産品といえば、生産量全国一のりんご。また、海の幸も豊富で、ホタテやイカなどが有名です。
そんな青森県のふるさと納税寄付件数ランキング。まずは第3位からみていきましょう。
第3位 青森県五所川原市(寄付件数:5万1,038件)
青森県の津軽平野のほぼ中央に位置する市で、自然豊かな環境と独自の文化が魅力です。市の南には津軽富士として知られる岩木山がそびえ、岩木川が流れています。この地域は、四季折々の美しい風景が楽しめることから、観光地としても人気があります。また十三湖はヤマトシジミの名産地として知られる湖で、歴史的な遺跡も発見されています。湖畔には、かつての中世都市の遺跡があり、自然と歴史を同時に楽しむことができます。さらに太宰治記念館「斜陽館」は著名な作家太宰治の生家であり、彼の作品や資料が展示されています。明治期の貴重な木造建築物としても評価されています。
そんな五所川原市のふるさと納税の返礼品。まずは「青森りんご」特に「赤~いりんご」と呼ばれる品種は、果肉まで赤い珍しいりんごで、五所川原市でのみ生産されています。このりんごは、甘みと酸味のバランスが良く、食べ応えがあります。
「青天の霹靂」と呼ばれる特Aランクのお米も人気。精米された状態で提供され、品質が高く、地元の人々にも愛されています。十三湖で採れる高品質な「大和しじみ」は、冷凍されて提供され、砂抜き済みのため、調理が簡単です。金木地区特産の「馬肉」も返礼品として提供されており、地元の食文化を体験することができます。
