iX+(イクタス)』からの転載記事です。
※本稿は、テック系メディアサイト『空港の手荷物検査をAIでスマートに。X線検査判定支援システム
空港での手荷物検査に使用されるX線検査装置。検査員によってX線の映像が視認され、持ち込み制限されている物品であるか否かが判断されています。そうしたなか、AIが映像判定を支援するシステムの実証実験が、日本航空(JAL)、南紀白浜エアポート、日立製作所、セノンにより行われました。
X線検査装置に通された手荷物の映像は、まずAIによって判定されます。X線検査映像とAIの判定結果は、保安検査場から離れた集中監視スペースへ送信されます。集中監視スペースにいる検査員はそれらを遠隔監視して、検査結果を現地警備員に通知するという仕組みです。
この実証実験の目的について、4社は「AIと検査員が協働する仕組みを構築することで、空港の保安検査業務の高度化、および増加する航空需要に対して検査待ち時間を短縮し、検査員の業務量の約20%削減をめざす」と明かしています。
参照:保安検査を支援する人工知能(AI)技術の実用化に向けた実証実験|日本航空/南紀白浜エアポート/セノン/日立製作所
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/08/0802a.html