【医学部受験生、必読】2025年度共通テストで高得点を取るには?いまやるべき「直前対策」

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【医学部受験生、必読】2025年度共通テストで高得点を取るには?いまやるべき「直前対策」
(※写真はイメージです/PIXTA)

大学入学共通テスト(以下、共通テスト)まであと1ヵ月ほどとなりました。直前期のいま、共通テストで高得点を取るにはどのような勉強をするとよいのでしょうか? 医系専門予備校 合格者数No.1*のメディカルラボが、4つのポイントに沿ってお伝えします。(*「株式会社東京商工リサーチ」調べ)

【ポイント①】直前にやるべき学習とは

共通テストを目前に控えて、このタイミングで新しい参考書や問題集に手を出すのは悩ましい。かといって、手持ちの問題集もやり尽くしていて、どうすればよいかわからなくなっている受験生も多いのではないでしょうか。

 

この時期は、ギリギリまで点数を上げられる分野に集中して学習に取り組むことが大切です。科目別に学習のポイントをお伝えします。

 

英語は「単熟語・文法の再確認」をしておきましょう。共通テストでは単語や文法を直接問う形式の出題はなくなり、読解中心の出題に変わりました。しかし、覚えておくべき単熟語の数は増えていますし、長文を読みこなすには文法知識が不可欠です。問題演習を通して抜けている部分が見つかったら、単語帳や文法書に戻って復習します。

 

数学は「データの分析」を押さえておきましょう。私立医学部では出題する大学が限られており、国公立医学部ではほぼ出題されない分野のため、手薄になっている受験生も少なくないと思われます。覚えるべきポイントもさほど多くはないので、数時間程度まとまった時間を確保して考え方や計算方法などを復習しておけば、満点を狙える分野です。過去3年の問題を見ると、箱ひげ図と四分位範囲・四分位数の読み取り方、散布図と相関の強さの関係、分散や相関係数の算出などが頻出です。それぞれについて、勘違いなどで計算ミスを誘発しないようにしておきましょう。

 

国語は「漢字・古文単語・漢文句法の再確認」をしておきましょう。現代文は直前の追い込みで点数を上げることはなかなか難しいので、漢字や接続詞の用法、慣用句を確認するに留めておきましょう。特に漢字は選択肢の漢字もすべて書けるようにしておくことが肝要です。

 

また、国語は2025年度から試験時間が10分延長され、90分間となります。ただし、同時に「実用的な文章」の大問が1つ追加されるため、1問あたりにかけられる時間はより短くなる点にご注意ください。追加される大問では、図表を含む実用的な文章を読み解き、処理する能力が求められます。試験本番までに、後述する「対策パック」などで時間配分を意識したトレーニングをしておきましょう。

 

古文・漢文については、特に古文単語と漢文句法は解釈系の問題でもヒントになるので、覚えた内容がそのまま点数に直結すると言えます。センター試験の過去問も含めて、本試・追試をそれぞれ10年分程度取り組んでおけば十分です。

 

理科・地理歴史・公民は「暗記で対応できる項目の再確認」をしておきましょう。例えば化学を例に挙げると、物質の色や匂い、化学者の名前など、2次試験に向けた難度の高い問題ではストレートに問われない内容が落とし穴です。地理歴史・公民は理科以上にいかに暗記すべき項目を暗記できたかの勝負になります。取り組んだ分だけ点数に繋がるので頑張ってください。

 

2025年度から新たに導入される「情報」は、「各大問をどのような順番で、どの程度の時間をかけて解けば、自分にとってベストな得点を取れるか」を確認しておきましょう。例えば、プログラムの分野が得意な場合はその分野に時間をかけたり、知識で乗り切るつもりならプログラムは思い切って捨てたりなどです。「情報」は過去問がありませんが、今年受けた共通テスト模試の問題や市販教材を時間を計って解き直すことで、実践的な対策が取れるでしょう。

【ポイント②】共通テスト対策模試・共通テスト対策問題集を解き直す

まずは、今年受けた共通テスト対策模試の問題を解き直すことをおすすめします(全統模試であれば第1回~第3回とプレテストの4回分、駿台模試であれば駿台atama+模試とプレ共通テストの3回分と駿台ベネッセ共通テスト模試の2回分の計5回分)。すべての問題を解き直すには時間を要するので、間違えた問題だけを解き直してもよいでしょう。解説も改めて読み直し、改めて要点を押さえておくことが大切です。

 

また、共通テスト対策問題集にも少なくとも1セットは取り組んでおきましょう。河合塾の「共通テスト対策問題パック(通称:桃パック)」、駿台の「共通テスト 実戦パッケージ問題」(通称:青パック)、Z会の「共通テスト予想問題パック(通称:緑パック)」などが有名です。掲載されている問題は河合塾<駿台<Z会の順に難しいので、実力に合ったものに取り組むようにしましょう。

【ポイント③】試作問題を解いてみる

2024年度の共通テストは、2023年度と比べると出題傾向が大きく変わることはなく、平均点も前年度並みでした。

 

2025年度からは新教育課程に対応した入試が行われます。新教科として「情報」が加わるだけでなく、「地理歴史」「公民」では出題科目が大きく再編され、「数学②」は「数学Ⅱ、数学B、数学C」に1本化されました。また、試験時間にも変更があり、「数学②」は70分間、「国語」は90分間になります。

 

大学入試センターのWebサイトでは、2025年度共通テストの問題作成方針や試作問題を公表しています(下記URLを参照)。どのような問題が想定されるのか、時間のあるときに一度解いておくことをおすすめします。

 

※独立行政法人 大学入試センターWebサイト『令和7年度試験』(https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7/)

【ポイント④】センター試験の過去問を解く

共通テストは2021年度から始まったものなので、過去問は2021~2024年度の4年分(8回分)しかありません。一方、センター試験の過去問は30年分のストックがあります。共通テストは「思考力・判断力」を問う設問が増えたものの、従来の形式に近い「知識・技能」を問う問題も多く出題されています。センター試験の過去問はその「知識・技能」の基礎力を確かめる演習としては大いに役立ちます。また、廃止される直前のセンター試験の問題を見ると「思考力・判断力・表現力」を試すものも含まれているので、多くの問題に触れることで時間内に的確に問題を処理するコツを掴んでください。

 

ただし、数学Bの「統計的な推測」や数学Cの「平面上の曲線と複素数平面」が出題されていなかったり、理科の科目区分が異なっていたりするなど注意が必要です。赤本などでは現行課程の範囲外の問題には印がついていますが、念のため高校や予備校の先生に確認して演習に取り組むとよいでしょう。

2025年度共通テストは2025年1月18日(土)~19日(日)

今回は「直前期に押さえるべき共通テスト攻略法」として、共通テスト対策のポイントをお伝えしました。

 

2025年1月18日(土)~19日(日)に共通テストが行われ、翌20日(月)に自己採点の報告会に参加する受験生が多いことでしょう。その余韻も冷めやらぬうちに、私立医学部の一般選抜の1次試験が始まります。1月21日(火)の愛知医科大学に始まり、1月22日(水)は岩手医科大学と国際医療福祉大学、1月23日(木)は杏林大学、帝京大学と続きます。

 

ここからは体力勝負でもあります。くれぐれも体調に気をつけて万全の状態で試験に臨めるようにしてください。