快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。
浴室やキッチンをどう考えるか
3点ユニットバス(バス、トイレ、洗面台が同じ空間に配置されているタイプ)の部屋も、最近は敬遠されがちです。トイレとバスが同じ空間にあるのは快適ではない、カビが生えやすい、トイレットペーパーが湿っぽくなりやすい、といったことが理由として挙げられます。広々とした洗面台の有無も重要ポイントになります。
独立洗面台がなく、バス、トイレ、洗面台の3点ユニットバスだったり、バスと洗面台が一体化した2点ユニットバスだったりすると、「歯磨きや洗顔がしにくい」と言う人もいます。独立洗面台の有無は家賃にも関係してきますが、たとえ家賃が上がっても独立洗面台が欲しいと考える人は増えているようです。キッチンを重視して、「コンロは2口欲しい」と言う人もいます。
ただそこは生活スタイル次第になる部分です。私の経験からの判断にはなりますが、ひとり暮らしで料理をする人はそれほど多くはありません。初めてのひとり暮らしなので自炊もやっていこうと思っていた人でも、いざとなるとなかなか料理らしい料理はしないものです。そうだとすれば、立派なキッチンがあるために家賃が高い、というような部屋に住んでも仕方がありません。最初からキッチンは重視しない部屋選びをすればいいのです。