問題は「起きてから対処する」

準備は大切だが、準備段階で考えすぎて動き出せない人が多すぎる。準備は60%くらい。いや、それ以下でもいい。まずやってみる。問題は起きてから対処すればいい。問題自体は問題ではなく、どう解決するかが問題なのだ。

要するに「つべこべ言わずにとっとと動け」ということである。

行動をすれば問題は起きるもの。問題を起こしたくない。でも、人の意見を聞くのも面倒だからと、自分ひとりで考え続けるだけで、頭でっかちになると、本当に頭が重くて動けなくなる。

少し話はそれるが、僕には以前、仕事でどうしても合わない人がいた。会うたびに腹が立ち、仕事に支障が出そうなほどであった。でも、どうしてもこの人と付き合わないといけない。この問題をどう解決したか。

冗談みたいな話だけど、「きっと前世で命を助けられた」と思い込むようにした。これで、精神的にラクになり、ビジネスは順調に進んだ。

これは合わない人と、どうしても付き合わなくてはいけない場合の僕の解決法。ひとつ問題が起きたことで、ひとつ人間関係の解決法を手に入れた。これを覚えておけば、次に苦手な人に出会った場合も対処ができるし、無駄に嫌な思いをすることもなくなる。

結論。問題は起こしてもいい。でもその後の行動が大事。何が問題だったのか考える。そして同じ問題に対しては、同じ失敗を繰り返さないように対処すること。これを積み重ねていくことで、自分の武器が増えていく。