自分の「限界」を決めていたのは、自分だった……。考え方の「クセ」を知ることで、メンタルをいい方向へ変えていける! 本記事では、「月10時間労働で年収1000万」を稼ぐ起業家である藤野淳悟氏の書籍『60%の力でうまいこと結果を出す思考100』(KADOKAWA)より、一部を抜粋・再編集し、「メンタルマネジメント」について解説します。
結果が出せないのは「実力不足」のせいではない…目標達成のために「努力」より必要なこと【月10時間労働で「年収1,000万円」を稼ぐ起業家が助言】
メンタルを構成する三つの要素
僕たちのメンタルは次の3つの要素で構成されている。この3つをマネジメントすることが、「メンタルマネジメント」である。
①意識(目に見えるもの、自分でコントロールできる行動や発言)
②潜在意識(無意識の選択、経験などで蓄積された自覚していない意識)
③セルフイメージ(自分らしさ、潜在意識にすり込まれているイメージ)
それぞれの正体を簡単に解説する。
①意識の正体
意識とはそのままの意味で、「あなたが自分でコントロールできる行動や発言」。「意識を変える」とよく言うが、言葉ほど簡単ではない。でも、意識を変えるコツはある。
「何かを成し遂げたい自分ではなく、すでに成し遂げた自分で過ごす」ことだ。
何を言っているかわからない人もいると思うので、少し補足する。何かを叶えたいときに、「努力している自分」をイメージする人は多いのではないか? これが落とし穴。こんな人は、永遠に努力し続ける人生になってしまう。努力が大好きな日本人のクセでもある。
目標や夢を実現するには「結果を出している自分」をイメージすることが正解。例えば、旅行に行くときに決めるのは「目的地→手段→現在地」。この順番ではないだろうか。まずは目的地をイメージしてワクワクする、そのために必要な準備をする。目的地から逆算するから間違った手段を選ばないで済む。
一方で、人生となるとなぜか目的地が曖昧で、手段にこだわる人が多い。当たり前の話ではあるが、目的地が決まらないと間違った手段や方向に進んでしまう。「努力している自分(=手段)」をイメージするとズレたりブレたりしてしまうのだ。「結果を出している自分(=目的地)」をイメージすると、選択ミスを減らすことができる。
こう考えると当然、普段から意識するべきことは「結果を出している自分」ということになる。具体的な行動のコツは「叶っているかのごとく過ごす」これだけ。日常生活で、結果を出している自分がやりそうなこと、着そうな服、行きそうな場所に行くことを意識すると人生は変わっていく。人間は見たこと、聞いたことで思考が変わる。思考が変わると行動、発言が変わる。行動、発言が変わると出会いが変わる。出会いが変わると人生が変わる。
まずは自分育成ゲームのように、客観的に自分に正しい選択をさせると、わかりやすいかもしれない。僕自身、ウルトラネガティブ思考だったので本当に意識することには苦労した。
しかし、自分育成ゲームだと思うと意味のない行動や、良くない考えをしたときにブレーキをかけて修正することができたので、ぜひ試してほしい。