努力が結果に結びつかない「本当の理由」

「何かを叶えたいときに、力でやろうとしても叶わない」ということ。あなたの努力や実力が足りないから理想が叶わないのではなく、自分の考え方のクセを知らないことが問題なのだ。

あなたの今までの努力は回収できる。自分の考え方のクセを知らないことで、努力が結果に結びついていないだけだ。

保証する。あなたの今までの努力は無駄にならない。僕が経験し学んだ「60%の力でうまいこと結果を出す思考」を、あなたの努力を取り戻すツールに使ってほしい。

60%の力でうまいこと結果を出す【思考】

努力は続かないシステムだ

大きな落とし穴がある。それは多くの人は、努力が続く前提でスケジュールを入れてしまうことだ。

ご存知の通り、努力が続くことは少ない。努力をしている時点で、それは大してやりたいことではないのかもしれない。人が一番能力を発揮できるのは「夢中」の状態。夢中になれば寝食も忘れてしまうだろう。夢中になれる目標がもてたら、人は無敵である。

では、どうしたら夢中になれるのか。そこで大切なのが「目標達成能力」ではなく「目標設定能力」だ。ワクワクする目標設定ができれば人は止められても走り出す。今やっていることに、努力を感じる人は、「目標の意味変」=「目標の設定し直し」をおすすめする。

世のなかで結果を出す人の“共通点”

僕は営業職の研修期間に、営業トップになったことがある。スキルや経験は先輩には勝てないので、数をこなすしかなかった。しかし大きな問題が……。営業トップになりたいというモチベーションが自分にない。ここで意味変が役に立つ。

この会社はブラックほどではないがグレー企業で、営業トップ以外は残業を強いられていた。言い換えると営業トップになれば新人だろうと帰ることができる。娘が産まれたばかりで早く帰りたかった僕は、目標設定を「営業トップ」から「娘と早く会える」に切り替えた。営業トップのためには努力が必要だが、娘と早く会えるならワクワクできた。

逆に、あなたが今取り組んでいることに、どうしても「努力が必要」だと感じるのであれば、手放してみるのもひとつの道かもしれない。そのときに「今までやってきたからもったいない」という思考は捨てたほうがいい。それよりも、やりたくてたまらないことに方向転換したほうが、間違いなくあなたの人生は加速する。

努力は続かない。世の中で結果を出す人は夢中な人ばかりだ。他人から見ると努力をしているように見えるが、当の本人は夢中でやめられないのが現実だったりする。


藤野 淳悟
起業家