自分の「限界」を決めていたのは、自分だった……。考え方の「クセ」を知ることで、メンタルをいい方向へ変えていける! 本記事では、「月10時間労働で年収1000万」を稼ぐ起業家である藤野淳悟氏の書籍『60%の力でうまいこと結果を出す思考100』(KADOKAWA)より、一部を抜粋・再編集し、「メンタルマネジメント」について解説します。
結果が出せないのは「実力不足」のせいではない…目標達成のために「努力」より必要なこと【月10時間労働で「年収1,000万円」を稼ぐ起業家が助言】
努力が結果に結びつかない「本当の理由」
「何かを叶えたいときに、力でやろうとしても叶わない」ということ。あなたの努力や実力が足りないから理想が叶わないのではなく、自分の考え方のクセを知らないことが問題なのだ。
あなたの今までの努力は回収できる。自分の考え方のクセを知らないことで、努力が結果に結びついていないだけだ。
保証する。あなたの今までの努力は無駄にならない。僕が経験し学んだ「60%の力でうまいこと結果を出す思考」を、あなたの努力を取り戻すツールに使ってほしい。
60%の力でうまいこと結果を出す【思考】
努力は続かないシステムだ
大きな落とし穴がある。それは多くの人は、努力が続く前提でスケジュールを入れてしまうことだ。
ご存知の通り、努力が続くことは少ない。努力をしている時点で、それは大してやりたいことではないのかもしれない。人が一番能力を発揮できるのは「夢中」の状態。夢中になれば寝食も忘れてしまうだろう。夢中になれる目標がもてたら、人は無敵である。
では、どうしたら夢中になれるのか。そこで大切なのが「目標達成能力」ではなく「目標設定能力」だ。ワクワクする目標設定ができれば人は止められても走り出す。今やっていることに、努力を感じる人は、「目標の意味変」=「目標の設定し直し」をおすすめする。
世のなかで結果を出す人の“共通点”
僕は営業職の研修期間に、営業トップになったことがある。スキルや経験は先輩には勝てないので、数をこなすしかなかった。しかし大きな問題が……。営業トップになりたいというモチベーションが自分にない。ここで意味変が役に立つ。
この会社はブラックほどではないがグレー企業で、営業トップ以外は残業を強いられていた。言い換えると営業トップになれば新人だろうと帰ることができる。娘が産まれたばかりで早く帰りたかった僕は、目標設定を「営業トップ」から「娘と早く会える」に切り替えた。営業トップのためには努力が必要だが、娘と早く会えるならワクワクできた。
逆に、あなたが今取り組んでいることに、どうしても「努力が必要」だと感じるのであれば、手放してみるのもひとつの道かもしれない。そのときに「今までやってきたからもったいない」という思考は捨てたほうがいい。それよりも、やりたくてたまらないことに方向転換したほうが、間違いなくあなたの人生は加速する。
努力は続かない。世の中で結果を出す人は夢中な人ばかりだ。他人から見ると努力をしているように見えるが、当の本人は夢中でやめられないのが現実だったりする。
藤野 淳悟
起業家