スカート丈、気にしていますか?

洋服のサイズを選ぶ時に、「二の腕の部分に余裕があるか?」「お腹周りがきつくないか?」など、カバーすることばかりを気にしがちですが、他に考えていただきたいポイントがあります。それは、スカートの丈です。多くの女性が「なりたい印象」としてあげる「上品に見せたい」というのを叶えるには、スカート丈が大いに関係しているのです。

まずは、膝を隠すことが基本です。特に50代以上の女性は、とにかく膝を隠しましょう。しかし、「自分の体型の好きなところ」が「足がきれい」という場合は別です。どんどん出してください。

足には、膝以外にも人それぞれ特徴がありますね。たとえば、若い頃に陸上をやっていたせいで、ふくらはぎが発達している人の場合などは、ロング丈ワンピースを試してください。ただ単に長いだけではなく、スポーツで引き締まった足首が少し見える丈を選ぶと、ぐんとスタイルアップします。あなたの足の形に合わせて、「足がいちばんきれいに見えるスカート丈」を探しましょう。鏡の前で色々と試してみてください。

覚えておきたい!着痩せする「3首」出しの法則

洋服を着る時の着痩せポイントは、首、手首、足首の3首を出すことなのですが、ただ出すだけでは足りません。まず、首を出す時は思い切って鎖骨まで出すことで、首元が大きく開き、とてもすっきりした印象になります。丸首、Ⅴネック、スクエアなど、どの衿型の場合でも、鎖骨が見えるデザインのものを探してください。

時々、「骨格診断で丸首のお洋服が良いと言われました」と言って、丸首のもの以外は絶対に着ない人がいます。確かに丸首がいちばん似合うのかもしれませんが、浅めのⅤネックもあればUネックもきっと大丈夫です。「丸首」という名前にこだわらずに視点を広げ、実際に着てみて、どう見えるのかを確認しましょう。「鎖骨を見せる」というポイントさえ押さえておけば、着られる洋服の選択肢が広がります。

50代以上の女性の中には、「首のシワが気になるので隠したい」という悩みをお持ちの人もいらっしゃるかもしれませんね。着痩せするには3首が出ていることが理想ですが、どうしても気になる方は、無理に出す必要はありません。自分の中で何が大切かを選んでください。

次に、手首です。ファッション雑誌などでは長袖のシャツ、セーター、ジャケット、はたまたコートまで手首を露出させている着こなしが多数見られます。これは手首を出すことで洗練された印象の着こなしとなり、軽やかさや女性らしさを強調できるからです。

しかし長袖の場合は、手首が出ません。そのため、長袖が多いという人は、なるべく袖をまくって手首をしっかり出すようにしてみましょう。

最後に、足首です。足首を見せることで足元が軽やかにみえ、全体のバランスが整います。最近、マキシ丈が流行していますね。ゴージャスな印象を与えるマキシ丈ですが、足首が出ないものは着痩せしません。マキシ丈でも、足の中でいちばん細い部位である足首が見えるくらいの丈を選びましょう。

首の鎖骨が出て、手首も見えて、足首が出るという「着痩せに必須の『3首』」これが一枚で叶うのは、ワンピースしかないことにお気づきでしょうか。つまり、ワンピースを着れば、簡単にシンプルにスタイルアップが可能ということです。

出所:『ダイエットなしで着痩せして見えるワンピースの選び方』(笑がお書房)より抜粋
[画像2]鎖骨、手首、足首の「3首」出しで華奢見え 出所:『ダイエットなしで着痩せして見えるワンピースの選び方』(笑がお書房)より抜粋

二― 亜紀子
株式会社 魔法のワンピース®
代表取締役