成功者に憧れますよね。脳科学者の西剛志氏は著書『「おとなしい人」の完全成功マニュアル 内向型の強みを活かして人生を切り拓く方法』の中で、「成功者にはある共通点がある」と言っています。一体どういうことでしょうか? それは何か、本書から紹介します。
世界的な成功を収めた人たちの共通点
「成功者」というワードを耳にしたとき、あなたの脳裏にはどんなキャラクターの人物が浮かぶでしょうか。
・カリスマ性があって、多くの人を巻き込む力が高い。
・太陽のように明るい性格を持っている。
・一流ブランドのスーツを着て、高級外車に乗って、派手な生活をしている。
・とてつもない行動力があって、人との交流が大好き。
そんな外向性を持った人物を連想する人が多いかもしれません。しかし、現代のビジネスの世界で活躍している経営者や、一流クリエイターたちをよく観察してみると、内向性と外向性、どちらの特性も持ち合わせた「両向型」タイプの人が多いことに気づきます。
「私はこれまでずっと、人々が愚かなことをするのを見てきた。人々は宝くじが好きだ。暗号資産は、ギャンブルだ。本質的な価値はないものだが、だからといってルーレットを回したい人がいるのは止むを得ない。ルーレットを回して一生を過ごしていると、金はなくなってしまう」(ウォーレン・バフェット)
「私は贅沢が大好きです。贅沢とはお金を持っていることや、けばけばしく飾り立てることではなく、下品でないことをいうのです。下品こそ、もっとも醜い言葉です。私はこれと戦う仕事をしています」(ココ・シャネル)
「これまでで一番優れていた上司のことを想像してほしい。その人があなたを大切にし、信じていることがわかっていたからこそ、ベストを尽くしたいと思ったはずだ。社員を大切にする、そして信じていることを示す最善の方法の一つは、忍耐強くいることだ」(ビル・ゲイツ)
「今後10年で変わらないものは何か? 恐れなければならないのはライバル企業ではなく、お客様だ」(ジェフ・ベゾス)
「近くを見るから船酔いするんです。100キロ先を見てれば景色は絶対にぶれない。ビジョンがあれば、少々の嵐にもへこたれません」(孫正義)
「先を考えて『点と点をつなげる』ことはできない。できるのは、振り返ってつなげることだけ。だからこそ、将来何らかの形で『点と点がつながる』ことを信じるしかない。勇気、運命、人生、カルマ、何でもいいので何かを信じること。道から外れてもいつか『点と点がつながる』ことを信じることが、自分の心に従う自信を与えてくれる」(スティーブ・ジョブズ)
シンプルなフレーズながら、物事の本質をついた表現で、グッと心を掴まれます。