「寄附」の形で税金の活用先を選択でき、寄附先の自治体からの「返礼品」選びも楽しめる「ふるさと納税」。これまで人気を博してきた返礼品は、肉やフルーツ、海産物といった「地域の特産品」が中心でしたが、今年に入り、これまでなかった「変化」が生じているようです。詳しく見ていきましょう。
「ふるさと納税」、活用してますか?
「ふるさと納税」という言葉は知っていても、まだ未経験という人も多いのではないでしょうか? しかしながら、平成21年からスタートした「ふるさと納税」制度は、現在も利用者をどんどん増やしており、2023年は890万人を超えました。2022年の利用者数、約740万人から比較すると、約150万人の増加となり、右肩上がりで支持されています。
ここで「ふるさと納税」の制度について、簡単に説明します。ふるさと納税とは、自分の生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域や、これから応援したい地域の力になりたいという思いを実現し、貢献するための制度です。「納税」という言葉がついていますが、実際には、都道府県や市区町村への「寄附」です。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。しかし、ふるさと納税では、原則として自己負担額の「2,000円」を除いた全額が、控除対象となります。
ふるさと納税では、多くの自治体が寄附に対する「返礼品」を用意しています。つまり、実質2,000円の自己負担で、返礼品がもらえるのが「お得」の理由です。地方の特産物や食品をはじめ、幅広いジャンルの多種多様な返礼品があるなかで、何を選ぶかというのが、ふるさと納税を楽しむ人たちにとって、うれしいお悩みといえます。
今回、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるが調査した「2024年上半期の人気お礼品ランキング」より、今、注目の返礼品を見ていきましょう。