「送りたい老後」から逆算して、早めの対策を

というわけで今回は、「勝ち組会社員は要注意! 211万円の壁で泣く人はこんな人」というテーマでした。

このような年金の壁の話を聞くと、何とか年金額を減らそうとする人もいるかもしれません。原則65歳からとなっている年金受給を早める繰り上げ受給を選択すれば最大30%も減額できる可能性がありますが、その年金額が一生続いてしまうため、悩ましいところです。

また、年金は頻繁に制度改正がある分野なので出来るだけ多く受給した方が無難かもしれません。住民税非課税世帯になるために、年金受給を開始する年齢を繰り上げるのはリスクが大きいといえます。住民税非課税のメリットを受けられないのは悲しいですが、年金自体が減ったら元も子もありません。

「211万円の壁」を意識して対策を講じるよりも、ご自分が老後にどんな暮らしを送りたいいのかを考えていくことが大事であると言えます。そこから逆算して、早いうちにしっかりと準備を進めていきましょう!

【老後年金】現役時代に平均年収666万円の元勝ち組会社員は知らないと〇〇円も損する→老後の勝敗を分ける「211万円の壁」とは?