歳をとってもなんでもできる

お金を稼ぐ方法として私が一番おすすめするのは、年金をもらいながらフリーランスで働くことだ。60歳を過ぎて会社に再就職したりすると、さらに年金を払う立場が続いてしまう。なので、できるだけ若いうちから、ひとり立ちできるスキルを磨いておくこと。これは絶対に、若いうちから考えておかなければならない。

私は、61歳でフリーのコンサルタントとして独立した。だから、コンサルの収入と年金の両方で生活をしている。定年まで仕事を続けたサラリーマンのスキルはバカにできない。自分では気づかないけれど、必ずそのスキルにお金を出す人たちがいるのである。

ずっとサラリーマンとして勤めた人が、定年後にフリーランスとして独立するというのは、なかなか勇気がいる決断かもしれない。ケンタッキー・フライド・チキンの創業者カーネル・サンダースがフランチャイズ事業を始めたのは、60代半ばだったと思う。それから世界を席巻したのだからすごい! カーネル・サンダースの人形があんなにおじいちゃんなのも、理由がよくわかるというものだ。

浮世絵の葛飾北斎も90歳で亡くなる年に「あと5年あれば本物の絵描きになってみせたのに」と言ったとのこと。先日北斎の遺作となった作品をテレビで見たが、それはそれは素晴らしい絵だった。それでも北斎自身は、まだ半人前としか思っていなかったのだろう。偉人が言う言葉は違う。

何かを始めるのにも極めるのにも、もう遅いということはきっとない。あるのは老後だからこそ広がる可能性だけだ。

ぺこりーの
コンサルタント・YouTuber