どの道を歩いたとしても

そう考えると、なんだか私がサラリーマン人生を続けてきたのは間違いだったような気がしてきた。何十年もサラリーマンをやってきた私は、プロのサラリーマンにはなれた。だから、今でもその経験を買いに仕事のオファーがくる。いいじゃないか。何がダメなんだ? 

いや。私がもし別のことを一生かけてやり続けていたなら、私はその別の何かでプロフェッショナルになれていたかもということだ。別の何か? それが何かはわからないが、たとえば……、ロックスター(ププ)。たとえば小説家。たとえば画家。たとえば写真家。サラリーマン以外のプロになってみたかったな〜。

どんな好きなことでも、仕事となるとそんなに甘くはないのはわかっている。フリーの仕事も、想像よりは自由はないかもだ。

別の道を歩いた66歳の私はどうなんだろう。今より自由なんだろうか? 今の自由は、サラリーマンを続けてきたから得られたもの? 

そうだな。どの道を歩いたところで、結局たどり着くところはそこだな。今を自由に生きられるかどうか。人目につくような派手な仕事では、もしかすると自由などないかもしれない。きれいな花壇に並んで咲く花よりも、道端の雑草のほうが自由に生きているように見えるもんな。

ぺこりーの
コンサルタント・YouTuber