日常でも実は無意識に新しいことにチャレンジしている

本稿では、ミドルシニアが一歩踏み出すために必要なことをテーマに取り上げました。しかし、企業側の施策が拡充しても、変化を恐れて踏み出せない方は一定割合出てくると感じます。いまの生活のままでいいと心の底から思っていれば、無理に行動をする必要はないのかもしれません。

しかし、少しでも心のどこかで、新しい体験をしてみたい、という気持ちがあるのであれば、仕事以外のことも含めて、自分が取り組んだ新しいことを思い出してみてはいかがでしょうか。いつもとは違うジャンルの読書や映画鑑賞をしてみた、会社からの帰りに知らないお店に寄ってみたなど、実は無意識に新しいことにチャレンジしている自分に気づく方は多いと思います。そのような気づきが得られるだけでも、社外へと一歩踏み出すためのハードルは下がるのではないでしょうか。

参考
※1:「越境学習入門」(石山 恒貴、伊達 洋駆 著)株式会社日本能率協会マネジメントセンター
※2:一般社団法人社会実装推進センター ホームページ

小島 明子
日本総合研究所創発戦略センター
スペシャリスト