「おひとり様シニア」として過ごす日常を、みずみずしい感性で楽しむ姿が世代を超えて絶大な支持を得ている、91歳の“人気インフルエンサー”大崎博子氏。生活費は「月約10万円」と明かし、「お金をかけなくても心豊かに暮らせると思っています」と語ります。本記事では、そんな大崎博子氏による著書『90歳、ひとり暮らしの知恵袋 お金をかけない素敵な毎日の過ごし方』(宝島社)から一部抜粋し、「頑張らず」「お金をかけず」家の中を常にキレイな状態にキープする掃除のコツを解説します。
「月10万円」で暮らす91歳・おひとり様シニアが「自分をラクにするため」実践している<毎日ルーティン>【有名インフルエンサーが伝授】
目についたらその場で「ちょこっと掃除」。大掃除の手間が省ける
お掃除は、こまめにやるようにしています。掃除機をかけるのは週に2〜3回。床のフローリングは、ウェットシートを付けたフロアワイパーで毎日拭き掃除しています。ベタつきもしっかり落ちる上、床にかがんでぞうきんで拭かなくていいから、足腰が疲れなくてすごくラクですよ。ちょっとした汚れはキッチンペーパーでその場でサッと拭き取っちゃう。
手の届かないところの壁や天井の汚れは、フロアワイパーをドライシートに付け替えて拭いています。ほかには、古くなった綿のTシャツを適当に切ってぞうきん代わりに取っておいています。濡らして拭いたら、そのまま使い捨て。ぞうきんも買わなくて済むので一石二鳥です。
家具にホコリがたまっていたら乾拭きして落としておいたり、引き戸のすべりが悪いなと感じたら市販の家庭用潤滑オイルを吹きかけておいたり。お掃除しながら気になるところは、ちょこちょこケアしています。気づいたその場でやっておけば、大掃除で大変な思いをすることもありませんから。
大がかりな掃除って苦手なんです。だから、いつも手を動かしています。以前はお部屋のにおい消しとして、お香を焚たいたりしたこともありました。でも、今は、そんな必要はないんですよ。毎日、キッチンや浴室は排水溝まで、台所用漂白剤を使ってピカピカに磨き上げているので、全然におわないんです。
心がけていることは、「使わないものはしまう」こと。Netflixを見るためのリモコンも、見終わった後はすぐに戸棚の中にしまっています。エアコンの暖房の風が好きではなくて、冬はエアコンのリモコンも戸棚の中にしまっちゃう。とにかくものを出しっぱなしにしないこと。
テーブルの上をきれいにしておけば、お掃除するのもラクですしね。フロアワイパーでサーッとひと拭きできれいになります。
床にもものを置かないようにしています。掃除機をかけるのも簡単です。以前は、畳の部屋でホットカーペットを使っていたこともあったのですが、掃除が面倒なので、今は使っていません。
ちょっとの動作でキッチンを常に清潔に保つ<3つのコツ>
キッチンがきれいに片付いていると、お料理も楽しくなります。
キッチンを使うついでに掃除をすれば、改めて時間をつくらなくても、清潔なキッチンがキープできます。
コツをつかめば、ほんの数分の手間で生活が快適になります。
Point 1 換気をする
キッチン掃除をするときは、換気を忘れずに。
換気扇を回し、できれば窓も開けましょう。
Point 2 汚れたらすぐに掃除する
油汚れは、時間が経てば、経つほど、落とすのが大変になります。
料理をした後、すぐに掃除しましょう。調理で使った道具も、使用したら即洗うのが鉄則です。
Point 3 余計なものを置かない
キッチン周りにものがあふれていると、それだけ掃除も大変になります。
毎日使うもの以外は、出しっぱなしにせず、片付けるようにしましょう。
うちのキッチンはわりとものが多いです(笑)。
キッチン周りのお掃除は、「キッチンハイター」が何にでも使えて便利です!