スマホとタブレットは、生活の中に溶け込んでいます

私がパソコンを始めたのは、2010年12月、78歳のときです。ロンドン在住のひとり娘から、「パソコンが使えるようになれば、日本とロンドンでも無料で通話できる」と言われたことがきっかけです。

以前は、国際電話をすると、ものすごくお金がかかったんです。電話代がかからなくなるなら、すごく便利だな、と。それと、大好きだった東方神起の動画も観られるとも聞いて、それなら始めてみたいと考えたのです。

パソコンは、Macを選びました。なぜなら、当時、アップルストアでは、「1年間通い放題で9,800円」というパソコン教室を開催していたからです。本来は機械オンチな私ですが、身近にパソコンを教えてくれる人がいなくても、通い放題の教室なら、何度でも教えてもらえそうと考えました。

だから、使えるようになるまで、せっせと銀座のアップルストアまで通いました(※)。

※現在、アップルストア銀座でのパソコン教室は開催されていません。

せっかく使えるようになったパソコンですが、今は、スマートフォン(iPhone)とタブレット(iPad)中心で、パソコンはほとんど開かなくなりました。

私は、朝の太極拳の後、石神井公園の中をお散歩するのですが、そのときに見つけた季節の花など、きれいなものを探し歩いては、スマホのカメラで撮影しています。

季節の花を撮ったときは、Google(グーグル)の画像検索で、花の名前も確認します。フォロワーの方から花の名前をたずねられたときにも、すぐ答えられるようにしておくんです。

以前は撮影したらすぐ、その場でTwitter(ツイッター)にアップしていたんですが、今は、太極拳の仲間といっしょに歩いているので、アップするのは自宅に戻ってから。きれいなものを見つけたら、みんなに見てもらいたいですものね。

Twitterを本格的に始めたのは2011年3月。それから毎日のようにアップしていたら、Twitterのフォロワーが20万人を超えました(2024年6月現在、約20万6,000人)。ツイートに「いいね」やリプライ(返信)をもらえることも、アップする励みになりますね。

それと、お散歩のときはお財布を持たないようになりました。スマホにPayPay(ペイペイ)のアプリが入っているので、散歩に出たついでに、「そういえばアレがそろそろなくなるな。ちょっと買っておこう」なんてときにも、スマホだけで大丈夫。便利になったなと実感しています。

タブレットは、特定定額給付金で新しく購入しました。主には、ロンドンに住む娘とのLINE(ライン)のビデオ通話に使っています。私はだいたい夕食を摂るのが、毎日午後6時半くらい。食事とおつまみをテーブルに並べて、お酒を飲み始めようかなと思う頃に、娘から電話がかかってくるんですよ。

ビデオ通話をしながら「あ、髪切った?」とか、「ごめん、今、化粧していないわ」などと笑い合いながら、毎日の暮らしの出来事を報告し合っています。