不況に強い業種・今後拡大する業種を選ぶ

◆不況下でも安定した業界を選ぶ 

不況や暴落は投資においてつきものです。不況になるとほとんどの銘柄の株価は下落しますが、その下落率には業種によって幅があります。

そのなかでも下落率の幅を比較的抑えられるのは、通信業や食品、一般消費財、公益事業を多く手掛ける企業などです。これらの銘柄は不況下にあっても需要が減ることが少ないためです。

老後に向けて長期で保有することを考えれば、その間に経済はいろいろな局面を迎えるでしょう。その経済全体の動きの中で影響が少ない銘柄を選んでリスクを減らしておきたいところです。例えば通信業では、NTTやKDDIなどは配当利回りが高く、業績も安定的であるため、投資対象のひとつとして適しているということができるでしょう。

また、今後拡大していくと予想されるのが、ヘルスケアや美容系、農業系の業態です。その理由は、基本的には不況に強い業種と同じく、一般消費財のくくりで扱われ、不況にあっても需要が減らないと考えられるためです。

不況に強い株を持っておく①
不況に強い株を持っておく①
不況に強い株を持っておく②
不況に強い株を持っておく②