老後資金はいくら準備しても不安が募るもの。だからこそ、「配当金」という不労所得が得られる、高配当株投資にチャレンジしましょう。ここでは、よい銘柄を探すためのチェックポイントを紹介します。※本記事は、著名FPの頼藤太希氏・高山一恵氏の共著『マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。
高配当株探しの基本…「配当利回り3%以上」より、若干条件を緩めてチェックすべき理由【著名FPが助言】
配当金が「増配」「横ばい」の企業を探す
◆維持・増配の銘柄を選ぶ
配当金と企業の業績の間には、非常に密接な関係があります。
一般的な傾向として、業績がよければ配当金は増額され、逆に悪化すれば減額されます。そのため、毎年出される配当金の推移は、その企業が毎年しっかりと利益を出し続けられているかどうかを示しているともいえます。
1株あたりの配当金が前年より増えた状態を「増配」、逆に減った状態を「減配」といいます。なかでも配当金が毎年連続で増配している株を「連続増配株」と呼び、高配当株投資を行う上では欠かせない銘柄です。企業の業績が右肩上がりで成長しているがゆえに連続増配が可能であり、安心して持つことができるでしょう。
また、増配はしていなくとも減配しておらず、配当金の推移が横ばいになっている銘柄は、安定した経営が続いているといえます。配当金が増配、または横ばいであることを条件に探すと、配当利回りだけでは見つけられない、今後有望な銘柄を見つけることができます。
頼藤 太希
株式会社Money&You
代表取締役
高山 一恵
株式会社Money&You
取締役