フォロワー6万人を超える人気節約インフルエンサーの絶対仕事辞めるマン氏は、超就職氷河期に命からがら就職するも、入社日にあまりのブラックな職場環境に絶望したそうです。その後、初任給から収入のほぼすべてを貯蓄し、46歳にして見事「資産1億円」を築きました。「1億円」を貯めるために実際に行っていた<支出0円生活>について、著書から解説します。
46歳で「資産1億円」を築いた男性が<支出0円生活>を維持できたワケ【フォロワー6万人超の節約インフルエンサーになった本人が解説】
1億円貯めるためにやっていた「実質0円生活」
私はブラック企業から逃げたい一心で20年以上激しい節約修行を継続し、最終的に1億円を貯めました。
蓄財を始めた当初の生活支出は、家賃抜きで月4万5,000円。当時は寮に監禁されていたので家賃はほぼかからず、純然たる月間支出が4万5,000円だったのですね。この生活スタイルのおかげで、逃走資金はどんどん貯まっていきました。貯金や収入が増えると普通は生活レベルも上がっていくものですが、私の場合は逆にどんどん下がっていきました……。「まだ削れる!!」「さらなる低みへ!」と。
そして最終的に私がたどり着いた究極の生活スタイル。それが実質0円生活でした。
0円といっても、さすがに仙人のように霞を食べて生きているとか、太陽の下で光合成ができるようになったとか、道路で寝ているわけではありませんよ。人間が社会で生きていれば絶対に削れない支出はあるものです。今だと月あたり、
・電気代:2,000~4,000円
・ガス代:1,800~2,500円
・水道代:1,500~2,000円
これくらいは絶対使わざるをえません。本気を出せばガスと水道は解約して会社のシャワー室で過ごせばなんとかなりそうですが、一応インフラということで維持しております。
「なんで食費がないの!?」という点ですが、これは、
・ふるさと納税、株主優待などで配給される食料、食券
などで完全に賄っています。それどころか、もらえるQUOカードやポイントなどはむしろ余りがち。わがボロアパートにはいつ使うともしれないカード、券類が山積みです。
この余剰を光熱費などと相殺し、あと微妙に家賃補助が出ている分も全部ひっくるめると、トータルの収支は0円ないしは、プラスになっています。そういうわけで正式な会計ではありませんが、これをもって「実質0円生活」と呼んでいます。
ポイントや優待の代わりに株の譲渡益・配当なども同じ意味で支出と相殺できると考えられそうですので、実際はさらにプラス幅が大きいと思います。ただ、その投資益はあまり節約らしくないので、実質0円生活にはポイ活や優待などだけを考慮しました。
たまに「収支の内訳を教えてください!」と言われることもあるのですが、この状況なので非常に整理が難しいです。なんだかんだ、フワッと給料がまるまる残っているのです。