どこを見渡しても物価高の昨今。節約を余儀なくされている方も多いのではないでしょうか? ですが節約生活は我慢の連続……、がんばっても誰が褒めてくれる訳でもなく、達成感もイマイチ、モチベーションを保つのが難しいですよね。そんなときは、先人の知恵を借りましょう。今回教えてくれるのは、就職氷河期にやっとの思いで就職するも、入社日にあまりのブラックさに絶望――初任給から収入のほぼすべてを貯蓄し、46歳にして「資産1億円」を築いた絶対仕事辞めるマン氏。著書から長期間にわたり節約をつづけるコツを教えてくれました。
46歳・独身男性「就職氷河期」に命からがら「ブラック企業」へ入社するも絶望→鬼の節約生活で「1億円」貯蓄→人気インフルエンサーに<節約のコツを聞いてみた>
「100万円で1cm」貯金せいくらべ
2,000万~3,000万円貯まったころには、「貯金せいくらべ」というモチベーション維持法をやっていました。このくらいの額だと、一万円札を重ねると相当の厚みになるので、厚さでお金を表現するようになったのです。ちなみに、新札の一万円札で100万円の札束を作ると、ピッタリ1cmとなります。
貯まった金額に応じて、地面から高さ20cmや30cmを測り、会社の壁や柱に目立たないように鉛筆で横一文字に線を引くだけです。子の成長を柱に刻むように、よく使う会議室や、上司の机にこっそり落書きしていました。
とにかく100万円の札束(1cm)を目標にどんどん貯金し、ある程度貯まったらまた線をこっそり書き直します。「これが50cmになったら、いきなりその壁に穴が開いて抜けて逃げられる」だとか、変なイメトレもしていました。
この取り組みの途中で、人事異動により勤務場所や建物が変わったこともありましたが、今でもその場所に線が残っていることがあります。
「ああ、あのころの私の貯金はこんなに少なかったんだな~」と、わが子の成長を振り返るような感覚になれます! 今のうちに、あちこちに印を書いておくといいかもしれません。(笑)