「100万円で1cm」貯金せいくらべ

2,000万~3,000万円貯まったころには、「貯金せいくらべ」というモチベーション維持法をやっていました。このくらいの額だと、一万円札を重ねると相当の厚みになるので、厚さでお金を表現するようになったのです。ちなみに、新札の一万円札で100万円の札束を作ると、ピッタリ1cmとなります。

貯まった金額に応じて、地面から高さ20cmや30cmを測り、会社の壁や柱に目立たないように鉛筆で横一文字に線を引くだけです。子の成長を柱に刻むように、よく使う会議室や、上司の机にこっそり落書きしていました。

とにかく100万円の札束(1cm)を目標にどんどん貯金し、ある程度貯まったらまた線をこっそり書き直します。「これが50cmになったら、いきなりその壁に穴が開いて抜けて逃げられる」だとか、変なイメトレもしていました。

この取り組みの途中で、人事異動により勤務場所や建物が変わったこともありましたが、今でもその場所に線が残っていることがあります。

「ああ、あのころの私の貯金はこんなに少なかったんだな~」と、わが子の成長を振り返るような感覚になれます!  今のうちに、あちこちに印を書いておくといいかもしれません。(笑)