海外旅行中、「ああ、英語が話せれば…」と思う場面に遭遇したことがある人も多いのではないでしょうか。英語で心地よいコミュニケーションをとるのは簡単ではないと思われがちですが、「難しい文法は必要ありません。とりあえず自分の希望意思を伝えればいい」と、国内外さまざまな場所への旅行歴が豊富なファッションスタイリストの地曳いく子氏は言います。地曳氏の著書『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』より、詳しく見ていきましょう。
知っておくと便利!食事やショッピングのシーンで使えるフレーズ
カフェやレストランで「コーヒーのおかわりはいかが」(アメリカのダイナーなどでは、コーヒー1杯頼むとおかわりがずっと無料のことが多いですよね。日本の定食屋のお茶的な?)と聞かれた時に、「今はいらないけれど、あとで欲しくなるかも」と思うことがありますよね。
そんな時は「メイビー レイター」と言いましょう。少ししたら、またコーヒーをすすめてくれるかもしれません。これは便利な言葉で、デパートやセレクトショップの店員が「メイ アイ ヘルプ ユー?(御用はございませんか?)」と聞いてきた時にも使えます。
また、コーヒーや紅茶を頼むと「How would you like your coffee? ハウ ウジュー ライク ユア コーヒー?」などと聞かれますよね、あれはブラックでいいのか? 砂糖とミルクはどうしますか? という意味です。「Black please.」とか「Milk and sugar please.」と好みのコーヒーを答えましょう。
海外のデパートやブティックでは、店員は固定給プラス歩合制のことがあります。サイズを見つけてもらうとか手伝ってもらった場合、店員さんが「アイム メアリー」とか名乗ることがあります。それはあなたと友達になりたいわけではなく(笑)、レジで売り上げに貢献したスタッフの名前を告げるためです。その店員さんの名前を覚えてレジで名前を告げてあげましょう。
もし名前を忘れたら「サムワン ヘルプス ミー」と言えばレジの人が「メアリー?」など助け船を出してくれて思い出すこともありますし、多少記憶が怪しくても「オー イエス」とその場を乗り切ることもできます(笑)。
追加で、ちょっと上級編を。物を借りたい時、例えばホテルのフロントのチェックインでボールペンを借りたい時など、「Pen please.」でもいいのですが、「borrow バロウ」を使うといい感じです。「Can I borrow your pen? キャナ アイ バロウ ユア ペン?」と言ってみましょう。
その時だけ借りて後で返すもの、ホテルのプールタオルとか、突然の雨に降られてフロントで傘を借りる時などに使うと便利です。
地曳 いく子
スタイリスト