2024年春のスギ・ヒノキ・シラカバの花粉飛散量は、平年並みから平年を上回るエリアが多いと予想されています。花粉症の人にはつらい季節が近づきつつありますが、その対策は本格的な花粉シーズンが到来する前に万全に済ませておきたいもの。本稿では、花粉症対策に役立つ最新テクノロジーを使ったグッズとシーン別の花粉症対策について解説します。
2024年の花粉飛散量は昨年超え?…「花粉症対策」に役立つ“最新テック” 4選 (※写真はイメージです/PIXTA)

花粉症対策のポイントをシーン別で解説

(画像はイメージです/PIXTA)
(画像はイメージです/PIXTA)

 

最後に、政府広報オンラインが発表しているシーン別の花粉症対策のポイントを解説します。

 

外出するとき

花粉症のピーク時期に外出する際は、以下のポイントを押さえて花粉の影響を最小限に留めましょう。

 

・マスクの着用

外出時には必ずマスクを着用しましょう。不織布素材や花粉症用の高性能なマスクを選ぶことで、口や鼻の周りに舞う花粉をブロックし、呼吸器への侵入を防げます。

 

・メガネや帽子の着用

メガネをかけることで、花粉の目への侵入を防ぎます。通常のメガネも効果的ですが、花粉症対策用のメガネを使用することで、より確実な防御が期待できます。また、頭部への花粉の付着を軽減するために帽子やヘッドカバーを被るのもおススメです。とくに髪には花粉が付着しやすいため、頭部を覆うことは花粉症対策に有効です。

 

・花粉が付着しにくい服装の選択

衣服に花粉が付きにくい素材を選びましょう。綿やポリエステルなど、花粉が衣服に付着しにくい素材を選ぶことで、外出先から帰ってきたとき、室内への花粉の持ち込みを軽減できます。

 

外出から帰ってきたとき

外出から帰宅した際には、室内へ花粉を持ち込まないよう以下の対策を心がけましょう。

 

・玄関先での花粉の払い落とし

外出先で座ったり触れたりした場所で身体や衣服に花粉が付いている可能性があるため、玄関や室内に入る前に花粉を払い落としましょう。

 

・うがいと洗顔

外出先では口や鼻に花粉が付着する可能性が高いため、帰宅後は速やかにうがいをし、喉に残った花粉を排除しましょう。同時に顔を洗い流すことで顔に付いた花粉も除去することを忘れずに。洗顔は丁寧に行い、目や鼻の周りに付いた花粉も注意深く取り除くようにします。

 

室内にいるとき

以下は、室内にいるときの花粉症対策のポイントです。

 

・加湿器の利用

花粉は、湿度が低い環境で舞いやすくなるため、加湿器を使用して室内の湿度を適切に保ちましょう。ただし、清潔な状態を維持し、湿度が高くなり過ぎないように注意が必要です。

 

・室内の換気

室内の換気は必要ですが、花粉が多く飛散している時期には窓を全開にするのではなく、窓を少しだけ開け、レースのカーテンを使用して花粉の侵入を最小限に抑えましょう。換気後は速やかに窓を閉め、掃除機をかけるなどして室内の花粉を取り除きます。

 

・こまめな掃除

こまめな掃除は花粉症対策に非常に効果的です。とくに床や家具表面に付着した花粉を除去するため、掃除機や拭き掃除を頻繁に行います。また、洗濯や布団の交換も花粉の蓄積を防ぎ、快適な室内環境を保つ上で重要です。

日常のセルフケアに最新テックを組み合わせた花粉症対策を

本稿では、本格的な花粉シーズンの到来を前に、このつらい季節を快適に過ごすための花粉症対策グッズを紹介しました。

 

多くの地域で昨年を上回る花粉の飛散が予測されるなか、対策に手をこまねいているという人は、本稿後半で紹介したような花粉の付着しにくい服選びや、うがいと洗顔、室内の加湿やこまめな掃除などを行いつつ、最新テックを応用した花粉症対策グッズを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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奈良優作

株式会社NIBAL
京都在住のWebマーケター。京都大学在学中にWebマーケティング会社の立上げに携わり、3年従事の後、株式会社NIBALを創業(https://nibal.co.jp/)。人材関連のWebメディアを立上げから事業譲渡までを経験。SEM戦略の立案に強みを持つ。戦略の検討からSEOコンテンツ制作・広告運用まで対応し、サービス立上げ支援などに深くコミット。