海外旅行の強い味方であるコンシェルジュ。観光相談やレストラン等の予約だけでなく、パッキングまでおこなってくれる場合もあるといいます。今回は、国内外さまざまな場所への旅行歴が豊富なファッションスタイリストの地曳 いく子氏の著書『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』より、コンシェルジュの活用法について紹介します。
知る人ぞ知る「コンシェルジュ活用法」
これはお金持ちの友人に習った超裏技ですが、実はラグジュアリーホテルでは、コンシェルジュがパッキングさえも全部やってくれることがあります。
撮影で疲れてドロドロの状態で、大量の荷物を前にどうしようということがありました。そこでコンシェルジュに連絡です。「すごく疲れちゃった。明日朝早くにチェックアウトなんだけど、パッキングどうしようかと」と。10分後にはコンシェルジュがやってきてテキパキとスーツケース5個分の荷物をパッキングしてくれました。
ハワイのロイヤルハワイアンに泊まった時、地元在住の友達が夜遅くに、急に私の部屋に泊まることになりました。その身ひとつで私の部屋に来た彼女は、コンシェルジュに電話をかけて「歯ブラシと歯磨き粉を持ってきて」と頼んでいました。
歯ブラシが備え付けではない海外のホテルです。夜中に歯ブラシを買いに行かず、コンシェルジュにお願いしたのです。もちろんチップを渡していました。
コンシェルジュたちはゲストの困ったことを解決するためにいます。ある程度高いホテルに限りますが、せっかく泊まるのなら、歯ブラシのような小さなことから劇場のチケットまで、とりあえずなんでも気軽にお願いしてみましょう。
地曳 いく子
スタイリスト