男女別にみる「65歳以上シニア」がやっているスポーツ…トップ10

6割が「スポーツ」を楽しんでいる、65歳以上のシニア世代。実際にどのようなスポーツを行っているのでしょうか。「その他」含め、23のスポーツの中で、最も行動率が高かったのが「ウォーキング・軽い体操」で48.2%と、ほぼ半数。「器具を使ったトレーニング」「ゴルフ」「登山・ハイキング」と続きます(関連記事:『65歳以上のシニア世代がはまる「スポーツ」ランキング…<令和3年社会生活基本調査>』)。

さらに男女別にみていくと、男女ともにトップは「ウォーキング・軽い体操」。また男性だけで上位に入ったのが「ゴルフ」「つり」、女性だけで上位に入ったのが「ヨガ」。男女ともに高齢者スポーツとして認知度の高い「グランドゴルフ」が男性で8位、女性で6位にランクインしています。

【65歳以上の男性がやっている「スポーツ」トップ10】

1位「ウォーキング・軽い体操」48.8%

2位「ゴルフ(練習場を含む)」12.1%

3位「器具を使ったトレーニング」9.4%

4位「つり」7.6%

5位「登山・ハイキング」6.6%

6位「サイクリング」5.6%

7位「ジョギング・マラソン」4.7%

8位「グラウンドゴルフ」4.4%

9位「その他」3.7%

10位「水泳」2.0%

【65歳以上の女性がやっている「スポーツ」トップ10】

1位「ウォーキング・軽い体操」47.7%

2位「器具を使ったトレーニング」9.7%

3位「ヨガ」4.2%

4位「その他」4.2%

5位「登山・ハイキング」4.1%

6位「グラウンドゴルフ」3.1%

7位「水泳」2.4%

8位「卓球」2.1%

9位「サイクリング」1.9%

10位「ジョギング・マラソン」1.9%

男女ともに1位となった「ウォーキング・軽い体操」。厚生労働省の専門家検討会は、健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案をまとめ、そのなかで「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動として、成人は1日60分(1日約8,000歩)以上、高齢者は1日40分(1日約6,000歩)以上」を推奨しています。「ウォーキング」は日常の中に簡単に取り入れることができ、また男性で48.8%、女性で47.7%と男女差はほとんどありません。

――毎日一緒に歩かない

と、夫婦で一緒に楽しむことができ、夫婦の絆を深めることができそうなスポーツ・運動だといえそうです。

[参考資料]

厚生労働省『令和6年度の年金額改定についてお知らせします』

厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』