お金のストレスを減らすには?

「お金がない」「もっとお金がほしい」。人はお金について、毎日のように考えています。ところが、しょっちゅうお金のことを考えているのに、状況は代わり映えしません。

これはいったいどうしたことでしょうか?

貯金や投資を熱心にしている人でなくても、買い物するたびに、なんとなくお金のことを考えて、重苦しい気分になることはよくあります。

私たちのリソースである時間、体力、精神的なエネルギーは有限です。そうした貴重なリソースを使いながら、お金について、ああでもない、こうでもないと考えてしまって、心配するわりには、経済状況が改善しない。

かつての私もそういうことがよくありました。

建設的な思考をする方法

考えても何も生み出さない考え事に時間とエネルギーを使いすぎないために、建設的な思考を心がけました。

そのためにやってみたのが、次の3つです。

①お金の心配の扱い方を変える

◆思い浮かんだら、「あ、浮かんできたな」と思う

自然に湧き上がってくるものを無理に抑え込むと、あとで反動が起きるのでよくありません。「お金があったらいいなあ」とか、「ナッツって高いなあ」と思ったら、私は、「あ、また『お金があったらいいなあ』と考えているなあ。『ナッツって高いなあ』と思ってるなあ」と考えるようにしました。

自分がしている心配を客観的に見ることにしたのです。

毎朝、頭にあることを書き出す

お金の心配がいっぱいあるときは、ノートにびっしりそれを書きました。

◆「では、どうしたらいいのか」と考える

「インプラントに支払うお金がないよ〜」とか、「このままでは老後貧乏になってしまう」と思ったら、「では、どうしたらいいのか? 今、打てる対策はないのか?」と考えるようにしました。そして、今の自分にできることを少しずつやるようにしました。

「大変だ。困ったよ〜」と思ったところで止まっていると、いつまでも、困って心配する状態が続きます。問題解決のために小さなことでも実践することで、心配しているだけで止まった状態から前に進むことができます。