イタリア流。: 世界一、人生を楽しそうに生きている人たちの流儀

中山 久美子
出版社名
大和出版
発行年月
2025年2月
暮らしてみたら、ちょっとした「出来事」でも満足できる自分になりました。
イタリア在住20年余りの日伊通訳&コーディネーターが、なんだかんだあっても「人生を楽しめる天才」イタリア人の貴いすべてを明かす。
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歴史ある街並みや数々の芸術、そしてライフスタイルへの憧れなど、全世界から人気があるイタリア。
アモーレの国、食が豊かな国、陽気でとても楽しそうな国……そんなイメージを持つ方も多いと思います。(中略)
しかし当然ながら、リアルなイタリア生活は、旅行とはまったく別のものです。
日本での常識が見事に覆され、最初の数年は驚きと戸惑いの連続でした。そんな私をよそにイタリア人は当然ながらマイペース。
いったいどうして、こんな風にいられるんだろう? と、日々翻弄されていたある日のこと、私は、彼らがよく使うフレーズに気づきました。(はじめにより)

第1章 イタリア人の日常 Vita quotidiana
~飽きない毎日がそこにある
1. 意外と朝は早いイタリア人
2. イタリア人なぜこれほどまでにアイロンをかけるのか?
3. 田舎暮らしはお宝がいっぱい

第2章 イタリア人の食生活 Cultura alimentare
~適当とこだわりの両極から生まれる美味しさ
1. 朝ごはんにエスプレッソ、イタリアのバール文化
2. カスタマイズは当たり前
3. 郷土料理に手を加えるな

第3章 イタリア人が愛するもの Sentimento sociale
~大事なものへの果てしなき愛情
1. 家族は心のよりどころ
2. ジジババは育児に大活躍
3. 子どもは皆の宝

第4章 イタリアの愉快な面々 Personaggi fantastici
~味があって憎めないユニークな人々
1. みんなの癒しの車掌さん
2. 捨てる電車あれば拾うバスあり
3. さよなら、メガネのおっちゃん

第5章 イタリアでやっていくための処世術 Arte di arrangiarsi
~うまくいかなくても笑いに変えるスピリット
1. 予定は未定、がうまくいく
2. イタリア人を巻き込むのは吉か凶か?
3. やっぱり人づでが安心で最強

第6章 イタリアで見つけた気負わない生き方 Vivere senza prendersela troppo
~どうせなら人生は楽しんだもの勝ち
1. 自分で選んだことに腹をくくる
2. 適当でも、完璧でなくても、行き当たりばったりでもいい
3. 足りないものは補ってもらおう

この書籍の著者

中山 久美子

日伊通訳 コーディネイター ライター
1972年兵庫県生まれ。

早稲田大学第一文学部西洋史学専修卒業。
28歳でイタリアに渡り、語学学校とフィレンツェ大学で約2年間の学生生活ののち、現地で結婚。

現在はトスカーナ州の田舎でフィレンツェ人の夫と息子2人で暮らしている。
2003年ごろより日本経済新聞社、世界文化社、地球の歩き方などのメディア取材、企業や研究者の視察、各種ビジネス、旅の分野にて、コーディネートから通訳までを一貫して行う。イタリアの旅情報や地域プロモーションなどをウェブメディアに寄稿。
トスカーナ愛と旅好きが高じて、2015年にウェブサイト「トスカーナ自由自在」を開設。トスカーナを中心としたリアルな生活や旬な情報を発信している。
2023-24シーズン、イタリア・セリエAフィレンツェ・イル・ビゾンテにて、女子バレーボール日本代表の石川真佑選手の通訳・サポートを行ったのをきっかけに、バレーボールライターとしても活動を開始。
著書に、『イタリアの美しい村を歩く』(イタリアの最も美しい村協会推薦本、東海教育研究所)などがある

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