[連載]スリランカ国有銀行の甘いガバナンス

途上国に多く見られる国有企業のガバナンスの甘さと、それによる不正や癒着は、経済発展の大きな妨げになりますが、民主主義の発展の遅れや情報統制によって、それらは表に出されにくいのも実情です。一方で2015年1月に民主的な手続きにより政権交代を成し遂げたスリランカでは、旧政権下での不正に対する糾弾の声が高まっています。本連載では、スリランカの国有銀行が抱える問題について取り上げます。

本連載の著者紹介

『ECHELON(エシュロン)』は、スリランカの三大ビジネス誌のひとつ。著名な経営者・ビジネスパーソンのインタビュー記事から、同国の金融・経済・投資・不動産などの最新事情、ラグジュアリーなアイテムやライフスタイル等の記事を幅広く掲載。経営者層やハイクラスなビジネスパーソンなど、同国の物的・知的富裕層を多数読者に抱える。(写真はチェアマンのChanna De Silva氏)

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