前回は、銀行が融資の可否を判断する「5つのポイント」について説明しました。今回も、引き続き銀行が融資の可否を審査するチェックポイントのうち、2つの項目について詳しく見ていきます。

赤字の会社に融資をする銀行はない

前回からの続きです。

次に④(3期連続黒字の決算であること)ですが、融資を視野に入れている場合、赤字化を考えるのは論外です。税金を払いたくないばかりに赤字で申告しようとする社長がいますが、赤字の会社に融資してくれる銀行などありません。2期連続赤字の場合は、向こう3年間、黒字の申告書を出した後でないと融資は受けられないと思ってください。

 

いざ「運転資金が足りない! 今すぐ融資が必要だ」となった段階で、「これから3年間の決算を見て考えます」と言われても待てません。ピンチのときにスムーズに融資を受けるためにも、黒字決算は死守していただきたいと思います。

当期利益の最低ラインは月の元本返済額の12カ月分以上

⑤(純資産の部が資本金以上の数字であること)については、損益計算書の中の「当期利益」の額を見ます。損益計算書の見方は後ほど説明しますが、当期利益というのは、売上から経費などを引いた最終的な利益のことです。その額が大きければ税額は高くなるし、小さければ税額も低くなる仕組みです。

 

この当期利益がどれくらいあればいいかというと、最低ラインは当期利益に、当期計上した減価償却費を足した金額が、月の元本返済額の12カ月分以上あること、となります。

 

月額元本10万円を返済していくとしたら、年間で120万円が必要です。

銀行に好かれる会社、嫌われる会社

銀行に好かれる会社、嫌われる会社

鈴木 みさ

幻冬舎メディアコンサルティング

人口減少とともに市場が縮小し、内需にかげりが見える昨今。働き手の不足による業務負担の増加など、小さな会社は厳しい状況に置かれています。実際に、9割の企業が起業後30年以内に消滅しているというデータもあります。そん…

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