どこで情報を得ればいいのか、知る人が少なかったが…
2014年、当社は助成金なうの兄弟サイトである「入札なう」というサービスのセミナーをするために、全国の商工会議所を回っていました。そんな中で、色々な商工会議所にの人たちに「入札セミナーもいいけど、助成金のセミナーもやってよ」というご依頼を多数受けていました。
当社は東京都千代田区でコンテンツ販売をメイン業務としている、ITベンチャーの会社です。東京の地下鉄の駅、全駅に貼ってある、何両目に乗ったら出口が近いか?がわかる、青い細長いポスターを作っている会社です。「あったらいいな、をカタチにする」というのが社訓のためお客様からのご依頼には真摯に答えなければなりません。
そのため、とりあえず既に助成金についての取り組みをやっている企業さんと一緒に2014年9月「助成金&入札セミナー」というのを始めました。
すると5000円の有料セミナーにもかかわらず、50席のセミナーはあっという間に満席になり、同じセミナーを2回、3回と続けても、すぐに満席になるという状況が続きました。しかも、アンケートを見ると、入札よりも助成金の方が圧倒的に質問が多く、かつ具体的な依頼が多かったのです。
世の中の人の「助成金・補助金」への関心の高さを実感した私たちは、助成金や補助金について詳しく調べ始めました。そこで、私たちなりの課題を3つ洗い出しました。
①助成金が世の中にどのくらい実際に出ているのか? 正確に把握している人が一人もいないこと。セミナーの講師の先生によって数が違い、どうやら誰も正確にわからないらしい。
②社会保険労務士、税理士、中小企業診断士だからといって、助成金や補助金に詳しいと思ったら大間違いだということ。そもそも顧問契約をして日常業務がメインの社会保険労務士や税理士が、「ミズモノ」の補助金を顧客に紹介して、もし取れずに自分たちの評価が下がって、顧問契約を解約されるようなリスクを背負うわけがないため詳しくないし、興味もないということ。
③そのエリアだけに出ている助成金やその分野だけに出ている助成金、財団系の助成金など、殆ど知られていない助成金が、あまりにたくさんあり、人知れず公募し、定員割れして終わって次年度にもちこされているということ。
当社はコンテンツ販売の会社なので、コンテンツとしてそろえるのであれば、例えば横浜ケーブルテレビ向けに横浜だけの助成金情報を切り出したり、印刷業界だけに印刷業界の助成金だけを提供しなければならないのに、情報がバラバラで共有されておらず、誰も辿りつけないこと。財団系の助成金については、本当に誰も知らないこと。
これらおおまかな3つの課題を解決すべく、色々な会社に相談しましたが、それぞれの課題を解決できる会社がないため「だったら自分たちで作ろう」ということになり、わずか2ヶ月で「助成金なう」を開発しました。
全国の助成金・補助金情報を「網羅」
日本初の全国の官公庁、自治体、財団11187機関の情報を網羅した「助成金なう」は2014年12月24日、クリスマスイブに産声を上げました。
最初のニュースリリースで資料ダウンロード数は200社を超え、問い合わせの電話が鳴りやまないという嬉しい悲鳴状態の状況が数日、続きました。その後、助成金なうのファンページをフェイスブックで立ち上げたところ、わずか46日間で「5000いいね!」と突破し、その後も1日平均で108人ずつファンが増え続けています。
その時のニュースリリースの原稿はこちらです。
『実は今、世間的に知られている助成金、補助金は、実は一部にしか過ぎないことをご存知ですか?』
『例えば、財団系助成金には世間的に全く知られていないものが多く、J.POSH財団の「乳がんサポートグループの活動助成金」、キヤノン財団の「産業基盤の創造研究助成金」、セゾン文化財団の「芸術家応援プログラム」など、多種多様な助成金が毎日応募されていますが、情報が全く一元化されていないため、人知れず終わっているものが多く、本当に必要としている人に情報が届いていません』
『今回、国、都道府県だけでなく、市町村(市790特別区23町745村183)合計1741機関、公益財団法人5205機関、一般財団法人4193機関の合計11139機関の助成金、補助金の情報を網羅した「助成金なう」のサービスをリリースいたしました。日本初のサービスです。今後、エリア別・業界別など、カテゴリー検察に対応して参ります。是非、御社のサービスにご活用下さい』