銀行の「格付け」を高める決算書のつくり方

今回は、銀行の「格付け」を高める決算書のつくり方について説明します。※本連載では、現場での実務経験豊富な経営コンサルタントである著者が、銀行交渉の成功事例、融資を受けるために知っておきたい銀行の内部事情などを紹介します。

格付けが高い会社ほど、銀行に対する交渉力も強い

3月の年度末を終えるとひとまず仮決算の数字を見せていただく、という機会が多いです。その時、気になるのは、銀行によるスコアリングの対策です。

 

融資を受けている、あるいは、受けようとする会社は、銀行に決算書を提出し、融資先企業としての格付け、いわゆる「スコアリング」をされます。

 

融資先として安全かどうか、つまり、利息をつけて融資をして、返済できる可能性が高いか低いかを、極めて機械的に判断するわけです。

 

銀行は、できるだけ安全な会社に貸したいわけですから、格付けが高く、安全度が高い会社ほど、銀行に対しても、交渉力が強くなります。

決算書のつくり方次第で銀行融資の可能性が変わる!?

ならば、決算書を提出する会社側は、自社に有利になるよう、決算書づくりに知恵を絞る必要があります。なのに、そのような対策を全くしていない、という企業をよく見かけるのです。

 

まず、PL(損益計算書)で言えば、営業利益、経常利益を大きく見せておきたいのです。その為のポイントは、

 

1)売上高を増やせないか?

2)特別損失にまわせる費用はないか?

 

ということです。

 

具体策や事例については、今後にお伝えいたします。本決算を確定させる前に、よく考えてみてください。銀行スコアリングが有利になるだけでなく、節税にも繋がり、使えるお金がたくさん残るわけですから。

本連載は、株式会社アイ・シー・オーコンサルティングの代表取締役・古山喜章氏のブログ『ICO 経営道場』から抜粋・再編集したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。ブログはこちらから⇒http://icoconsul.cocolog-nifty.com/blog/

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連載経営者必読!融資を勝ち取る銀行交渉術

株式会社アイ・シー・オーコンサルティング 代表取締役

昭和40年 大阪府生まれ。

平成元年 関西大学卒業後、兵庫県の中堅洋菓子メーカーに入社。経理、総務、人事、生産管理、工程管理、広報など、主たる管理部門で実力を発揮。

平成17年 株式会社アイ・シー・オーコンサルティングに加わり、経営指導業務を開始する。
以降、長年の現場実務経験と、師匠である井上和弘(アイ・シー・オーコンサルティング会長)の《井上式経営術》を武器に、日々、中小企業の黒子としての経営指導に邁進している。

指導実績:財務改善、税務・銀行対策、労務問題改善、経営企画、管理会計、IT・システム化、事業承継など。
また、日本経営合理化協会主催「後継社長塾」(塾長:井上和弘)、に塾長補佐として参加し、後継社長の育成にも尽力している。

著者紹介

経営者の財務力を一気に アップさせる本〔補訂版〕

経営者の財務力を一気に アップさせる本〔補訂版〕

古山 喜章,井上 和弘

東峰書房

数字が苦手な人にこそ読んで欲しい!本書では、会社経営にまつわる数字を読み解き財務力をアップさせる方法を解説します。数字が苦手だからこそとことんわかりやすく理解する方法を見出した筆者。そのノウハウをお伝えし、経営…

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