(※写真はイメージです/PIXTA)

「下流老人」「老後破産」…なんとも辛い言葉が多くなった昨今。老後に必要なお金、貯められていますか? 厚生労働省『賃金構造基本調査』(令和4年)などとともにみていきます。

恐ろしい…「高齢になっても働く」人生100年時代


“ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。

 

100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。

 

人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。”(人生100年時代構想会議中間報告より引用)

 

「日本は健康寿命が世界一の長寿社会」「高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり」とはっきりと書かれていますが、これは暗に「働き続けてください」と言われているような感覚も得ます。

 

2021年4月1日より高年齢者雇用安定法が改正され、70歳までの定年引上げや継続雇用制度の導入なども始まっています。就業期間の延長にともない、年金受給開始時期について、上限が75歳に引き上げられることも決定した今、高齢になっても働くための社会づくりが一気に進んでいます。

 

「生きるために働く」。使い古されていた言葉でしたが、超高齢社会の日本では「死ぬまで働く」という、恐ろしい事態を象徴するスローガンに変容しつつあるようです。

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