(※写真はイメージです/PIXTA)

街中で何やら困っていそうな訪日外国人を見かけたものの、助けようにも何と声をかければよいかわからず悶々とした経験はありませんか? 実は「どうかしましたか?」と尋ねる際も、英語での道案内が難しい場合も、それぞれ“たった3語”を口にできれば大丈夫です。キャサリン・A・クラフト氏の著書『ネイティブにスッと伝わる 英語表現の言い換え700』(編訳:里中哲彦氏、青春出版社)より一部を抜粋し、紹介します。

「どうかしましたか?」⇒Need some help?

ずいぶん外国人観光客が日本へやってくるようになりましたね。しかし、異国の地では戸惑うことばかり。道に迷うし、電車の切符の買い方もわからない…。本稿では、日本人が訪日外国人に対して最もよく使う「必須フレーズ」をご紹介します。

 

さて、あなたは困っている外国人を見かけました。落ち着かない様子で、「誰か声をかけてくれないかなあ」とあたりをキョロキョロ見ています。そんな光景を目にしたあなたは、その人に声をかけます。イチオシのフレーズは、ずばりこれです。

 

◆Need some help?

 

これは〈Do you need some help?〉のことですが、〈Do you〉の部分は日常会話では取っ払ってしまいます。

 

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A:Need some help?(どうかしましたか?)

 

B:Yes. How do I get to Harajuku?(ええ。原宿までどうやって行ったらいいのですか?)

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直訳すれば「あなたは助けが必要ですか?」になりますが、そんな堅苦しいニュアンスはありません。とにかく、〈どうかしましたか?=Need some help?〉と覚えておきましょう。この3語さえ口にすれば、相手はきっと「これでなんとかなる」と喜んでくれるはずです。

「ついてきて」⇒Just follow me.

目的地がわかりづらいところにある。そうしたとき、口で説明するより、連れていってあげたほうが早いことがあります。そのようなとき、あなたは次のフレーズを口にします。

 

I’ll show you the way.(案内しましょう)

*show「案内する」

*the way「そこまでの道のり/そこに至る道」

 

あるいは、こう言ってもいいでしょうね。

 

Let me take you there.(連れていってあげますよ)

*take A there「Aをそこまで連れていく」

 

ちょっと長すぎますか。では、これでどうでしょう。

 

Just follow me.(ついてきて)

*follow A「Aのあとについてくる」(発音は〔フォロゥ〕です)

 

これだったら簡単ですよね。わずか3語ですから。

 

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A:Where is the Higashiyama Line?(東山線はどこですか?)

 

B:Just follow me.(ついてきて)

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これでバッチリです。

 

 

キャサリン・A・クラフト〈Kathryn A. Craft〉

アメリカ・ミシガン州で生まれ、オハイオ州で育つ。ボーリング・グリーン州立大卒。1985年、南山大学の交換留学生として来日。現在、オンラインマガジン『ET PEOPLE!』を発行するかたわら、通訳、翻訳家、英語講師としても活躍。

主な著書に『日本人が言えそうで言えない英語表現650』(青春出版社)、『朝から晩までつぶやく英語表現200』『そのまま仕事で使える英語表現189』(いずれもちくま新書)などがある。

 

里中 哲彦

河合塾教育研究開発本部研究員。著書に『そもそも英語ってなに?』(現代書館)、『英語ミステイクの底力』(プレイス)、『英文法の魅力』(中公新書)など多数。

 

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※本連載は、キャサリン・A・クラフト氏の著書『ネイティブにスッと伝わる 英語表現の言い換え700』(編訳:里中哲彦氏、青春出版社)より一部を抜粋・再編集したものです。

ネイティブにスッと伝わる 英語表現の言い換え700

ネイティブにスッと伝わる 英語表現の言い換え700

キャサリン・A・クラフト(著)
里中 哲彦(編訳)

青春出版社

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