ベテラン調査官「奥さんの預金が怪しい」→専業主婦の口座に“数千万円”の残高…税務調査で狙われる「富裕層のへそくり」【元国税専門官が解説】

ベテラン調査官「奥さんの預金が怪しい」→専業主婦の口座に“数千万円”の残高…税務調査で狙われる「富裕層のへそくり」【元国税専門官が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

『元国税専門官がこっそり教えるあなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)著者の小林義崇氏は、「富裕層は数千万円単位でへそくりを抱えているケースが多い」といいます。しかし、ひとたびこのへそくりが税務調査官に見つかると、多額の追徴課税が課せられてしまう可能性が……。対策はあるのでしょうか。本記事で詳しくみていきましょう。

相続が起きた場合は、本人だけでなく「家族の財産」も整理を

これと合わせて、相続が起きたときには、亡くなった被相続人名義の財産だけでなく、家族名義の財産についても情報を整理しておいたほうがいいでしょう。

 

たとえば専業主婦の相続人が自分名義で多額の現預金をもっていたら、その理由を確認します。そのとき、「独身の頃の収入を貯めた」「パートで貯めた」「実家からの相続で貯めた」といった理由で自分自身の財産であることを明らかにできれば、名義預金と判定され、課税されることを防げます。

 

相続税調査が行われるのは、「故人の財産はもっとあるのでは?」という疑いがあるからです。そのような疑いをもたれないようにするためにも、家族の財産はしっかり整理しておかなくてはいけません。

 

 

小林 義崇

マネーライター

Y-MARK合同会社代表/一般社団法人かぶきライフサポート理事

 

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※本連載は、小林義崇氏による著書『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

小林 義崇

ダイヤモンド社

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