(※写真はイメージです/PIXTA)

“投資の神様”ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾスなど、アメリカの超大富豪たちはみな「桁違いの額」を寄付しています。また、寄付の文化がないといわれる日本でも、多額の財産を寄付する富裕層はいるものです。では、そもそも彼らはなぜ寄付を続けるのでしょうか。『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)著者の小林義崇氏が、自らの経験を交えて解説します。

寄付は「持続的な喜び」を得られる

欧米では「ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)」といって、富裕層には「社会の模範となるように振る舞うべき」という規範が根づいているといわれますが、日本にも本多氏のようなノブレス・オブリージュを実践している富裕層がいたのです。

 

ちなみに、本多氏がこれほど大きな功績を残せたのは、徹底した倹約に加えて、投資にも力を入れていたからです。

 

彼の代表的著書である『私の財産告白』には、「投資の第一条件は安全確実である。しかしながら、絶対安全のみを期していては、いかなる投資にも、手も足も出ない。だから、絶対安全から比較的安全、というところまで歩み寄らねばならぬ」と書かれています。

 

リスクをとらなければリターンを得られないことは投資の常識ですが、100年以上前に本多氏がこうした考えをもっていたことは驚くほかありません。

 

私もささやかではありますが、生まれ故郷の北九州市や子育て支援をしているNPO団体などに寄付しています。

 

寄付して感じるのは、持続的な喜びを得られるということ。欲しいものを買っても、喜びは案外すぐに終わってしまいますが、なぜか寄付の喜びは長続きします。

 

自分が寄付したお金が、地元や子どもたちの幸せに少しでも貢献できていると思うと、いいお金の使い方ができたと実感できるのです。

 

 

小林 義崇

マネーライター

Y-MARK合同会社代表/一般社団法人かぶきライフサポート理事

 

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※本連載は、小林義崇氏による著書『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

小林 義崇

ダイヤモンド社

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