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連載30年後も子孫が「資産家」であり続けるための不動産活用術【第10回】

「ウイークリーマンション」による不動産運用のメリット

不動産経営

「ウイークリーマンション」による不動産運用のメリット

前回は、所有物件の利回りを高める「付加価値サービス」について説明しました。今回は、「ウイークリーマンション」による不動産運用のメリットを見ていきます。

出張族を中心に需要が高まるウィークリーマンション

ここからは、ウイークリーマンション、マンスリーマンションの一般的な特徴、筆者の会社が運営しているウイークリーマンション、マンスリーマンションの他社との違いを見ていきましょう。

 

生活に必要な家具、家電、包丁から皿に至るまでの備品一式を備え、1週間から数か月の短期~長期滞在者に利用されているのがウイークリー、マンスリーマンションです。ビジネスでの利用者が多く、出張族、転勤族の仮住まいとして重宝されています。

 

従来であれば、出張時などにはビジネスホテルを連泊で利用、自宅とは異なる環境で、外食続きの生活が続くというのが一般的な姿でしたが、ビジネスホテル連泊はそれなりの金額になります。またホテル暮らしで生活の質が落ちると、ビジネスでのモチベーションも下がってしまうものです。

 

そこで登場したのが、ウイークリー、マンスリーマンションです。賃貸住宅よりは高いもののビジネスホテルよりは安く、かつ標準的なビジネスホテルに比べると広くて、自炊も可能です。自宅にいるかのようにくつろげることが魅力です。

 

一般的な特徴としては、

 

●敷金、礼金等を必要としないので、賃貸住宅を借りる時のような入居時の負担がなく、気軽に利用できる

 

●ビジネスホテルでは1泊6000~8000円前後が一般的なのに対し、1泊あたり4000~5000円と手頃な料金で利用でき、連泊による割引などもある

 

●1Kから2LDKなど間取りのバリエーションが豊富であり、ニーズに合わせた部屋を選ぶことができる

 

●家族で居住することも可能

 

●原則的にはビジネスホテルのように清掃スタッフが入ることがないので、荷物を移動する必要がなく、プライバシーが保たれる

 

など、経済面を中心に、利用する側にはさまざまなメリットがあり、それが人気の理由になっているのです。

 

また、収益とは違う話になりますが、手軽に利用できるウイークリー、マンスリーマンションは社会の役にも立っています。たとえば、夫との別居を考えていた母子に部屋をお貸ししたことがあります。

 

一般の賃貸を借りるとなると、礼金、敷金など多額の初期費用に加え、収入審査などがあり、仕事をしていない人やその他の事情のある人たちは借りられないケースがありました。しかし、ウイークリー、マンスリーマンションであればその心配はありません。室内にさまざまな生活備品がそろっていますから、初期費用を抑えることが可能ですし、身ひとつで家を出ても新しい生活をはじめることができます。

 

その母子も私たちの物件に暮らすことで自立した生活ができ、新しい人生を切り開くことができました。住まいは所有者にとっては収益を生むビジネスのタネですが、同時に住む人の人生の基盤となり、生き方を変えることもあります。その意味で不動産ビジネスは人や社会に貢献するものでもあるというわけです。

賃貸経営にありがちなトラブルが起こりにくい

また、ウイークリー、マンスリーマンションには利用する人に対してのメリットだけではなく、オーナーにとってもメリットがあります。きちんと運用できる会社にオペレーションを任せれば質の高い入居者が確保できますし、入居者が定期的に入れ替わることを利用して定期的な清掃、メンテナンスができ、建物の維持管理がしやすくなります。入居者間でのトラブルが発生しにくいほか、入居者が不法に滞在することがなく、家賃滞納などが発生しにくい点などもメリットでしょう。

 

このように入居者、オーナー双方に多大なメリットがあるウイークリー、マンスリーマンションは、経費を節約したい企業からの高いニーズもあり、ビジネスマンの利用は非常に好調です。さらに最近では受験時や入院の付き添い、介護のために滞在する人が増えており、利用方法も利用者も多様化しています。ウイークリー、マンスリーマンションは今後も成長が見込まれる運用方法なのです。

本連載は、2015年1月23日刊行の書籍『大増税時代に資産を守る富裕層の不動産活用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本書を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

磯部 悟

株式会社みらい経営 代表取締役

昭和47年浜松市生まれ。名古屋大学卒業後東海銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。法人融資担当から大手企業での上場準備経験を経て、平成15年財務支援コンサルタントとして株式会社みらい経営を創業。資金調達、事業再生、資産形成支援、承継支援、不動産流動化支援と事業を順調に拡大。
平成16年には不動産賃貸・管理業務の株式会社アットイン設立に参加、経営に携わり平成26年にグループ化。経営・財務コンサルティングから動産・不動産活用・管理までワンストップで対応できる総合力を強みに、現在グループ5社を率いている。

著者紹介

連載30年後も子孫が「資産家」であり続けるための不動産活用術

大増税時代に資産を守る富裕層の不動産活用術

大増税時代に資産を守る富裕層の不動産活用術

磯部 悟

幻冬舎メディアコンサルティング

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