※画像はイメージです/PIXTA

目標未達が続く部下が言い訳ばかりする……。こんな状況に頭を悩ませる上司も多いのではないでしょうか。しかし、むしろ言い訳は聞くべきと、人材育成のプロの奥田拓之氏はいいます。なぜなのでしょうか、みていきます。

「目標未達が続く部下」はなにを考えているのか?

(※画像はイメージです/PIXTA)
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目標未達が続くメンバーは、次のどちらかまたは両方の意識状態になっていることが考えられます。

 

1.メンバー自身が自力で目標達成できるイメージを持てていない

2.目標達成以外の事柄に意識が向いてしまっている

 

上記のような意識状態だからといって、上司が部下に夢やモチベーションを持たせるといった、部下の意識そのものを変えようとするアプローチはおすすめしません。上司がすべきは、部下の意識状態を部下自ら変容させる環境設定です。それでは、それぞれの意識状態になってしまう原因とその解決方法を考えていきましょう。

1.自力で目標達成するイメージが持てない

(※画像はイメージです/PIXTA)
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まずは「メンバー自身が自力で目標達成できるイメージを持てていないケース」についてです。この意識状態になってしまう原因を、さらに以下の要素にわけて考えていきます。

 

<原因>なぜ自力で目標達成をするイメージが持てないのか?

■目標が遠すぎる

目標を設定さえすればメンバーがそこに向かっていける、というのは上司側の思い込みです。たとえ、ほかに達成できているメンバーがいたとしても、そのメンバーにとっては目標が遠過ぎるために、自力で到達できるイメージを持てず、どうしてよいかわからないと迷ってしまってしまうことがあります。

 

いわば、迷子になってしまっている意識状態ですので、目標に向かって進めないばかりか、心理的にものすごく不安で負荷がかかってしまっているのです。

 

この状態で上司がすべきことは、即座により簡単な目標を設定し、迷子状態から解放してあげること。いわゆるマイルストーンの設定、KPIの設定ですね。メンバーが自力で到達できると約束できる点を探し出して設定してください。

 

■メンバーの知識・スキル不足

メンバーが責任を果たすうえで必要な知識やスキルが不足していることも原因だと考えられます。上司の立場からそう判断したときは、知識、スキルの習得を目標達成のマイルストーンとは別にさせてください。

 

短期的に同席やOJTを行うこともあると思いますが、上司がメンバーに伴走して手取り足取り教えてあげるスタイルや、上司が代わりにやってあげるスタイルを継続することはやめましょう。

 

「困ったときは立ち止まっていれば、いつも上司が手助けしてくれる」という経験を積み重ねてしまうと、いわゆる指示待ち人間や「達成できないのは上司の教え方や手助けの方法が悪い」という意識の形成を助長してしまい、いつまでたっても自力で頑張ろうとしないメンバーになってしまう可能性があります。

 

<解決策>部下に自力で目標達成するイメージを持たせるには?

上記2つの原因と解決策は、ちょうど中学生と小学生の子供がいる家庭で親と子供が外で待ち合わせするシーンを思い浮かべていただくとイメージしやすいと思います。

 

家族で東京から郷里に帰省するシーンを想定したときに、中学生の子供には「17時までには実家に着いているように」というだけで済むかもしれませんが、知識も経験も乏しい小学生の子供に同じ言い方をしても、途中で迷子になってしまう可能性が高いでしょう。小学生の子供には「13時に最寄り駅で待ち合わせよう」というふうに、自力で到達できる場所と時間の設定を変えるはずです。ただし、いつまでも親が子供の手を引いていては、子どもは1人で新幹線に乗ることができません。

 

私たちもこれまでの人生のどこかで、新幹線の乗り方について自ら学ぶか教わることで知識を得て、自分で切符を買った経験があるはずです。

 

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