(※写真はイメージです/PIXTA)

介護業界と聞いて、どんなイメージを抱くでしょうか。恐らく多くの人が、いわゆる3K(給料が安い、きつい、汚い)を想起し、あるいは清貧であることを望むのかもしれません。高浜敏之氏(株式会社土屋 代表)は、「介護業界にはびこるルサンチマンカルチャーが人手不足解消の阻害要因」だと語り、今必要とされているのは、介護業界のイメージそのものを変え、若者の参入をうながす対策だと指摘します。

 

業界内部にはびこる「清貧たれ」の呪い

介護業界には、どうしてもつつましいイメージが付きまといます。「貧」といってもいいかもしれません。実際、当社の幹部の何人かは、BMWやベンツ、レクサスに乗っていますが、実はこれが社外のみならず社内でも問題視されているのです。介護業界には様々な支援関係者が集まる会議がありますが、そこに高級車で乗り付けると、ケアマネージャーやご家族、他の介護事業所から必ず嫌みを言われるのです。「いいわよね、儲かってて」みたいに(笑)。

 

けれど、他の業界を見ると、たとえば医師や弁護士、企業の幹部がベンツなどの高級車に乗ることは至って当たり前です。間違っても「儲かっているのね」とは言われない。医師がベンツに乗っていても嫌みを言われないのに、どうして介護関係者だと嫌みを言われなきゃいけないのかと。

 

私はやはりここに、介護業界の問題の一つがあると思っています。

 

「介護士は清貧であるべきだ。服はノーブランドで十分。安物で我慢しろ」みたいな社会的メッセージが常にある感じがするのです。

 

実際、ハイブランドを身に付けた部下がデイサービスに管理者として赴任すると一気に売上が落ち、ファッションを大衆寄りにしてもらった途端に売上がV字回復したこともありました。けれど、みすぼらしいフリが功を奏するとしても、なぜそんなことをする必要があるのでしょうか。本来は何を着るのも自由なはずで、個人の価値観は尊重されるべきです。私自身は服も安物だし、高級車にも乗っていませんが、そうしたお願いをせざるを得なかったことに忸怩(じくじ)たる思いはありました。

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