【起業家必見】自社の〈現状〉と〈あるべき姿〉を把握する「3C(自社・競合・顧客)分析」とは?

【起業家必見】自社の〈現状〉と〈あるべき姿〉を把握する「3C(自社・競合・顧客)分析」とは?

ビジネスアイデアを駆使し、組織のメンバーなら新規プロジェクトをスタート、起業家なら事業の立ち上げを実現――。しかし、本格的な勝負はここからが本番です。ライバルを圧倒し、シェアを大きく獲得しなければなりません。本記事では、競争市場の中で勝ち残る条件を見つけ出す「3C分析」について見ていきましょう。

自社の「現状」と「あるべき姿」を把握する、3C分析

自社の「現状(As-Is)」と「あるべき姿(To-Be)」について、ミクロ環境分析の手法で把握してみましょう。そのためのフレームワークとして「3C分析」を利用します。

 

3C分析では「自社(Company)」、「競合(Competitor)」、「顧客(市場)(Customer)」の3つの環境が分析対象となります。それぞれの英語のイニシャルが全てCであることがその名称の由来です。

 

3C分析の目的は、競争市場の中で勝ち残るための条件を見つけ出すことにあります。言い換えれば、KSF(Key Success Factor)の抽出にあります。KSFは一般に「主要成功要因」と訳されており、つまりは目的や戦略を成功させるためのカギとなる要因のことです。

 

下記のように3C(自社、競合、顧客〈市場〉)には、さらにそれぞれ適した環境分析手法があります。

 

①自社環境分析──SWOT分析

②競合環境分析──5F分析

③市場環境分析──STP分析

 

①では自社の強み・弱み、機会・脅威に関して、②では競合とその状況などに関して、③では市場の環境や顧客ニーズなどに関して具体的な形でリサーチを行っていくことになります。

 

次ページではまず、①の「SWOT分析」で自社環境を見ていくことにしましょう。

 

[図表1]3C分析とは?

 

注目のセミナー情報

【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力

 

【国内不動産】5月16日(木)開催
東京23区×新築×RC造のデザイナーズマンションで
〈5.5%超の利回り・1億円超の売却益〉を実現
物件開発のプロが伝授する「土地選び」の極意

次ページ自社全体像の冷静な把握に役立つ「SWOT分析」

本記事は『改訂新版 超図解! 新規事業立ち上げ入門』(幻冬舎メディアコンサルティング)から抜粋・再編集したものです。

改訂新版 超図解! 新規事業立ち上げ入門

改訂新版 超図解! 新規事業立ち上げ入門

木下 雄介

幻冬舎メディアコンサルティング

事業立ち上げのリーダー必読! 豊富な図解でよくわかる! 7つのステップで理論から実践まで、新規事業立ち上げのポイントを徹底解説。 2017年4月発刊の“新規事業開発ハンドブック"がさらに実践的にリニューアル。VUCA…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧