前回は、ドラムなどを演奏する人を想定した設計・構造である「サウンドプルーフプロ」について説明しました。今回は、そのサウンドプルーフプロの「全戸三重防音構造」について詳しく見ていきます。

演奏家たちの「悲痛な叫び」を受け止める

前回述べたような自らの経験からも、二重防音構造のサウンドプルーフの性能ではドラム・電子ドラム・金管楽器・コントラバスなどの重低音を発生する楽器の演奏者と、他の入居者の住環境維持を両立させるのは難しいと判断せざるをえませんでした。

 

しかし、その一方で、周囲にいるドラム演奏者の方々からは悲鳴ともいえる〝嘆きの声〞を個人的にたびたび耳にしていました。

 

「賃貸マンションでドラムを演奏すると、再三注意を受けて退去させられ、物件を転々としなければならない」「最近はワンボックスカーの車にドラムセットを載せて河原で練習している。しかし、それでも近隣の苦情などでパトカーが来て逃走することもある」などなど……。

 

こうしたドラム演奏者の悲痛な声を耳にするたびに私の胸の奥底では、〝この人たちのためにも、ドラムや金管楽器も演奏できるマンションを何としてでもつくらなければ!〞という思いが強く湧き起こりました。

「重低音の騒音」を抑えるマンションの誕生

そしてついに、設計協力会社とともに防音設計シミュレーションなど試行錯誤を重ねた末、ドラムの振動を防ぐことを可能とする大きな解決策を得ることに成功したのです。

 

すなわち、「全戸三重防音構造とすることで、重低音を発生する楽器の騒音と振動を抑えられる」マンションを開発できることがわかったのです。

 

こうして生まれたのが、日本初となる全戸三重防音構造のドラム・金管楽器演奏可の防音賃貸マンション「サウンドプルーフプロ」でした。

 

    [図表]日本初全戸三重防音構造の楽器可のマンションならドラム演奏も可能

本連載は、2016年3月1日刊行の書籍『"楽器可防音マンション経営"で実現する鉄壁の資産防衛』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

"楽器可防音マンション経営"で 実現する鉄壁の資産防衛

"楽器可防音マンション経営"で 実現する鉄壁の資産防衛

大塚 五郎右エ門

幻冬舎メディアコンサルティング

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